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素人園芸解説 -私はこう育てる-

レンゲソウ

イメージ

原産地

中国

マメ科

高さ

10~30cm

花期

4~6月

形態

秋まき一年草

別名等

アストラガルス・シニクス(学名)/ゲンゲ/レンゲ/蓮華/蓮華草/紫雲英/ホウゾウバナ

日照

9月下旬~6月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

【補足】過湿に弱いが、水切れも嫌う。

肥料

秋の元肥のみ。

【補足】葉色が冴えなければ、控えめに追肥する。マメ科植物なので、窒素(N)は控えめに。

植え付け

9月中旬~11月上旬。

整姿

すぐに結実するので、花がらはまめに摘み取る。

繁殖

【タネまき】9月上旬~10月下旬。

耐暑性

とても弱い。

耐寒性

強いが、寒地では凍害を受けやすい。

解説

  1. 正しくは「ゲンゲ」という。「レンゲソウ」の名は、この植物の花が、ハス(蓮)の花に似るために付いたらしい。
  2. かつて、水田の緑肥植物として利用されていた。現在は日本各地に野生化している。ミツバチが好む蜜源植物でもある。
  3. 茎が根元からよく分枝し、地面を覆うように這い広がるため、グラウンドカバーになる。春の満開時は、とても見事である。
  4. 同属の植物に、カラフトモメンヅル、カリバオウギ、シロウマオウギ、リシリオウギ、などがある。これらは多年草で、マニア向けの山野草として栽培される。名前から分かるように、日本の高地や寒冷地に自生しており、耐暑性がない。また、南北アメリカに自生する原種のパタゴニクスやルトススも、同様に気難しい。

注意点・病害虫

  1. 秋にタネから発芽し、翌春に開花結実・枯死する越年草である。夏越しはできない。
  2. 酸性の土を嫌う。植える前に石灰を忘れずに。

余談

  1. 若い茎葉や花が食用になる。クローバーと同様、花に蜜が多いので、ハーブティーにするのもよい。

(※データ:大阪市基準)