いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ヒマ

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原産地

熱帯アフリカ北東部

トウダイグサ科

高さ

1.5~10m

花期

8~10月

形態

春まき一年草または常緑低木

別名等

リシヌス・コンムニス(学名)/蓖麻/トウゴマ/唐胡麻/カスタービーン/カスターオイルプラント/パルマクリスティ

日照

4月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

5~10月に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え付け

5月上旬~6月上旬。

【補足】移植を嫌うので、根鉢を崩さない。

整姿

とても大きくなるので、支柱を立てて安定させる。

繁殖

【タネまき】4月下旬~5月下旬(一晩水に浸けてからまく)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低10℃を保つ。

解説

  1. 「トウゴマ」の名前でも知られる。よく見かけるのは、茎や葉柄が赤い「水間(ミズマ)」という品種。この品種は生け花でもよく使われる。

注意点・病害虫

  1. 春まき一年草扱いだが、本来は常緑の低木である。熱帯植物のわりに耐寒性があり、室内なら冬越しできる。が、かなり大きな植物で場所を取るうえ、容易にタネが採れ、しかもタネから簡単に育つため、毎年まき直したほうがよい。生長はきわめて早い。
  2. タネに、極めて強い毒性を持つリシンを含んでおり、取扱いに細心の注意を要する。なお、リシンが含まれるのはタネの中身なので、種皮を傷つけなければ問題ない。
  3. 肌の弱い人がこの植物に触ると、かぶれることがある。

余談

  1. 和名からわかるように、タネから、下剤や湿布薬などの原料になる「ヒマシ油(カスターオイル)」が採れる。

(※データ:大阪市基準)