いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

シザンサス

イメージ

原産地

南米チリ

ナス科

高さ

20~100cm

花期

3~6月

形態

一年草

別名等

スキザンサス・ピンナツス(学名)/スキザンツス/コチョウソウ/胡蝶草/ムレコチョウ/群胡蝶/バタフライフラワー/プアーマンズオーキッド

日照

10月上旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

【補足】過湿にとても弱いので、花や葉に水をかけたり、雨に当てたりしない。

肥料

秋の元肥の他、1~4月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

【補足】多肥にすると徒長する。

植え付け

3月下旬~4月中旬か、10月上旬~11月上旬。

【補足】あまり地植えには適さない。

整姿

草丈が10cmになったら摘芯し、枝数を増やしておく。

繁殖

【タネまき】9月下旬~10月中旬(嫌光性のため、必ず覆土する)。

耐暑性

とても弱い。

耐寒性

最低5℃を保つとよい。

解説

  1. 別名通り、群れ飛ぶチョウを思わせる豪華な花を咲かせる。鉢植えでも見かける。
  2. 花色は、白~桃~赤紫などがあり、二色咲きが多い。花の中心は黄色で、線状の模様が入る。
  3. 高性種と矮性種があり、鉢植えに向くのは後者。

注意点・病害虫

  1. ややデリケートな性質である。過湿と多肥、日照不足を避け、寒さや雨から守りながら育てる。春になると急激に茂り、蒸れやすいので、風通しにも気を配る。
  2. ややタネが採れにくい。
  3. アブラムシに注意。

余談

  1. 英名の「プアマンズオーキッド」は、「貧者の蘭」という意味で、高価な蘭を買えない貧乏人が育てる代用品、ということらしい。

(※データ:大阪市基準)