ジニア
イメージ
原産地
メキシコ・アメリカ
科
キク科
高さ
15~90cm(種類による)
花期
5~11月
形態
春まき一年草
別名等
ヒャクニチソウ/百日草/長久草/浦島花
リネアリス(異名)/ホソバヒャクニチソウ/細葉百日草(いずれもアングスティフォリア)
コモンジニア(エレガンス)
メキシカンジニア/メキシコヒャクニチソウ(いずれもハーゲアナ)
日照
4月上旬~11月下旬の生育期は、戸外の直射日光下(きわめて日光を好む)。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。
【補足】エレガンスは、雨に当てないようにする。
肥料
4月下旬~10月下旬に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。
【補足】多肥は禁物だが、肥料が切れると花が小さくなる。
植え付け
4月下旬~8月上旬。
整姿
タネができないよう、花がらをまめに摘み取る。8月中旬頃、1/3~1/2程度に切り戻すと、秋によい花が咲く。エレガンスは、花が盛りを過ぎたら、腋芽のすぐ上で切り戻す。
繁殖
【タネまき】4月上旬~8月上旬。(嫌光性のため、必ず覆土する。発芽適温が20℃前後とやや高いので、早まきしない。)
耐暑性
とても強い。
【エレガンス】わりと強いが、真夏は生育が鈍る。
耐寒性
弱い(3℃)。
解説
- 夏花壇の定番。「百日草」の名の通り、花期が非常に長い植物である。花色は、白、黄、橙、赤、紅など。
- 主な種類に、大輪~中輪で八重咲きのエレガンス、小輪多花性のアングスティフォリア(リネアリス)、黄色と赤褐色の二色咲きになるハーゲアナ、の三つがある。
- 切り花でもよく見かけるエレガンスは、花が大きく豪華だが、うどんこ病や立枯病に弱い傾向があり、耐暑性もやや劣る。
- 近年は、丈夫さで勝るアングスティフォリア(リネアリス)系品種に人気が集まっている。中でも、エレガンスとの交配種「プロフュージョン」は、耐暑性、耐病性ともに強い。
注意点・病害虫
- タネを遅まきすれば、秋に、低い草丈で開花させられる。なお、タネの寿命は結構長いほう。
- この仲間は、連作をとても嫌う。一度、ジニアを栽培した土には、4~5年ほど植え付けできない。初めてジニアを植える場合でも、キク科植物が植えてあった跡の土は避ける。
余談
- 切り花にできるが、あまり水あげがよくない。水切りにするとよい。
(※データ:大阪市基準)