ストロベリーグァバ
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原産地
熱帯アメリカ・南アメリカ・西インド諸島
科
フトモモ科
高さ
1~5m
花期
4~6月
形態
常緑低木
収穫期
9~10月
結実特性
自家結実。
前年枝の中間付近から伸びた短枝の先端付近に開花結実。
別名等
プシディウム・カトレイアヌム変種ルシドゥム(学名)/プシディウム・リットラレ(異名)/キバンジロウ/キミノバンジロウ/イエローグァバ/イエローストロベリーグァバ/イエローカトレイグァバ/ワイワイ
(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)
日照
4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
3~5月、7月、10月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
4月上旬~6月上旬か、9月上旬~10月上旬(春のほうがよい)。
整姿
【剪定】3月上旬~4月中旬。
不要な枝を間引く程度。徒長枝は、1/3程度に切り縮める。枝が対生する性質上、よく枝同士が交差するので、不要な枝は2~4節残して切る。
【摘果】7~8月。
葉10~12枚につき実1~2個とする。(1本の枝に実1~2個が目安。)
繁殖
【挿し木・接ぎ木・取り木】4月下旬~9月中旬。
【タネまき】5~9月(採ってすぐにまく)。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
最低0℃を保つとよい。
解説
- 名前が似るが、グァバとは別種の植物である。赤い果実をつけるテリハバンジロウと、その変種で、黄色い果実をつけるキミノバンジロウの二種類がある。(これらは同種という説もある。)
- イエローストロベリーグァバのほうが果実の糖度が高く、食味が優れる。流通量もこちらの方が多い。
- ジュースやグァバ茶でおなじみのグァバ(トロピカルグァバ)は、別名「バンジロウ」という。ストロベリーグァバより全体的に大型で、育て方は同じ。ただし、寒さに弱く、冬は最低5℃必要。
注意点・病害虫
- 熱帯果樹の一種とされるが、それなりに耐寒性があり(-6~7℃が限界)、温州ミカンが地植えで育つような暖地なら庭木になる。冬の乾いた季節風や、強い霜は避ける。
- 日当たりがよければ、土質は特に選ばない。
- 病中害はあまりないが、若い枝にアブラムシが付くことがある。
収穫・利用
- 完熟させてから収穫しないと、果実に強い酸味が残るので注意。
余談
- 日本の極暖地に帰化しており、要注意外来生物に指定されている。
各種の和名・異名
- リットラレ/リットラレ変種ロンギペス(いずれも異名)/テリハバンジロウ/イチゴグァバ/レッドストロベリーグァバ/パープルグァバ(いずれもカトレイアヌム)
- グァバ/バンジロウ/バンザクロ/蕃石榴/トロピカルグァバ(いずれもグアヤバ)
- コスタリカバンジロウ(フリードリヒスタリアヌム)
(※データ:大阪市基準)