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素人園芸解説 -私はこう育てる-

クコ

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原産地

日本(北海道除く)・中国・台湾・朝鮮半島

ナス科

高さ

60~150cm

花期

7~11月

形態

落葉低木

収穫期

10~12月

結実特性

自家結実。


前年枝と新梢に開花結実。

別名等

リシウム・シネンセ(学名)/枸杞/ゴジベリー/クコナンバン/カラスナンバン/チャイニーズマトリモニーバイン


アツバクコ/厚葉枸杞/ハマクコ/浜枸杞(いずれもサンドウィセンセ)
ハリミフォリウム(異名)/ナガバクコ/長葉枸杞/チャイニーズボックスソーン(いずれもバーバルム)

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

3月、5月、12月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

11月下旬~4月中旬(厳寒期は避けたほうがよい)。

整姿

【剪定】

冬剪定…植え替えと同時期。
長い古枝を強く切り戻し、新しい枝を発生させる。

夏剪定…6~7月。
木をあまり大きくしたくなければ、新梢を軽く刈り込む。

繁殖

【挿し木】5月下旬~7月中旬か、9月。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

とても強い(-25~-30℃)が、寒地では防寒する。

解説

  1. いくつか種類があるが、普通、「クコ」というと、日本各地に自生する原種のシネンセを指す。細い枝が長く伸び、先端が枝垂れる。栽培容易。

注意点・病害虫

  1. 枝にトゲがたくさんあって危険なので、通り道などに植えないほうがよい。なお、個体によっては、トゲの少ない株もある。
  2. やや砂質の土を好む。
  3. 病気は、うどん粉病にかかりやすい。また、ナス科植物だけに、ウイルス病の被害にもあう模様。害虫は、アブラムシや、トホシクビボソハムシが付く。

収穫・利用

  1. 果実は薬用酒や漢方薬、葉はクコ茶でおなじみ。若い葉は、茹でて食用にしたり、ご飯と一緒に炊いたりする。

(※データ:大阪市基準)