ユスラウメ
イメージ
原産地
中国北部~西部・朝鮮半島・ヒマラヤ
科
バラ科
高さ
1~4m
花期
3~4月
形態
落葉低木
収穫期
5~6月
結実特性
自家結実。
前年枝の節々に開花結実。
別名等
プルヌス・トメントサ(学名)/梅桃/山桜桃/ユスラ/ヤマユスラ/ダウニーチェリー/コリアンチェリー/チャイニーズブッシュチェリー
日照
戸外の直射日光下。
水やり
土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。
【補足】多湿にとても弱いので注意。
肥料
2~3月、6月、10月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
11月中旬~4月上旬(厳寒期は避けたほうがよい)。
整姿
【剪定】
冬剪定…植え替えと同時期。
混み合った枝や弱い枝を間引く程度。強剪定すると花数が減る。
夏剪定…新6~7月。
梢がよく伸び、茂りすぎるので、摘芯して伸びを抑える。(だいたい、基部から3~5芽を残して切る。)ひこばえは発生次第、根元から切るが、株立ち樹形にしたければ1~2本残す。
【摘果】5月。
あまり必要ないが、結実が多すぎるようなら適当に間引く。
繁殖
【挿し木】3月か、6月上旬~7月中旬。
【接ぎ木】3月。
【株分け】植え替えと同時期(株立ち樹形の場合のみ可能)。
【タネまき】採ってすぐにまく。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
とても強い(-25℃)。
解説
- 古い時代に日本へ渡来し、各地で栽培されている。春になると、サクラに似た白い花を、木全体にたくさん咲かせる。果樹であると同時に、花木としても観賞価値が高い。
- 赤い実を付ける赤実種と、白い実を付ける白実種があり、一般的なのは赤実種のほう。白実種は、果実が大きめだが数が少なく、熟するのも遅い。
注意点・病害虫
- 細い枝をたくさん出し、よく分枝する。放任すると茂りすぎ、風通しも日当たりも悪くなって弱る。こまめに監視し、不要な枝は早めに剪定する。
- ひこばえが出やすいので、発生次第切る。が、敢えて残しておき、株立ち樹形にするのも一興。
- やや砂質の土を好む。
- 除草剤に弱いので、かからないよう注意する。特に液剤の場合は、風に乗って、意外と広範囲に飛散するものである。
余談
- 姿と性質がよく似たニワウメは、中国中~南部原産で、淡紅色または白色の花を咲かせる。こちらも赤い果実が食用になる。
(※データ:大阪市基準)