いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

アレカヤシ

イメージ

原産地

マダガスカル島

ヤシ科

高さ

2~10m

花期

5~8月

形態

常緑高木

別名等

ディプシス・ルテッセンス(学名)/クリサリドカルプス・ルテッセンス/アレカ・ルテッセンス/アレカ・マダガスカレンシス(いずれも異名)/ヤマドリヤシ/コガネタケヤシ/黄金竹椰子/アレカパーム/バタフライパーム/バンブーパーム/イエローパーム/ケーンパーム/ゴールデンケーンパーム

日照

4月下旬~10月下旬の生育期は、戸外で0~10%遮光(7月中旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

【補足】日光が強いほど、葉柄や幹の黄色が冴える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

5月上旬~9月下旬。

【補足】2~3年に一度行う。ヤシ類は地上部の剪定ができないので、根を傷めすぎないよう注意。

整姿

枯れた下葉をマメに取り、枯れた葉先は切る。(ヤシ類なので、幹の途中で切り戻し・剪定することはできない。)

繁殖

【株分け】4月下旬~8月下旬(あまり細かく分けない)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低13℃を保つとよい。

解説

  1. オフィスなどでよく見かける、特に珍しくもない大型のヤシである。昔、アレカ属に分類されていたことから、いまだに旧学名で呼ばれる。
  2. 「コガネタケヤシ」「ゴールデンケーンパーム」などの別名通り、葉柄や幹が黄色いのが特徴。
  3. 地際からたくさんの細い幹を出し、株立ち状となる。生長は速いほうである。

注意点・病害虫

  1. 強い日光に当てるほど、葉柄や幹の黄色がよく冴えて美しい。が、度が過ぎると葉焼けするため、ほどほどに。
  2. 寒さに弱く、よほどの極暖地でない限り、戸外での越冬はできない。あまり大株に育てると、室内に入らなくなるので注意。
  3. カイガラムシに注意。葉の付け根の内側にも潜むので、入室の際よく確認し、室内に虫を持ち込まないようにする。

余談

  1. 葉が繊細で美しく、切り葉としてもよく使われる。葉柄にトゲがないので扱いやすい。

(※データ:大阪市基準)