いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

アグラオネマ

イメージ

原産地

中国南部~熱帯アジア

サトイモ科

高さ

20~100cm(種類による)

花期

5~10月

形態

多年草

別名等

ヒトスジグサ(コスタツム変種インマクラツム)
ナガバセスジグサ(ピクツム)
リョクチク/チャイニーズエバーグリーン(いずれもモデスツム)
レッドアグラオネマ(ロツンダム)

日照

4月下旬~10月中旬の生育期は、戸外で20~50%遮光(7月上旬~9月上旬は60~80%遮光)。
越冬中は、室内で0~10%遮光。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

5月上旬~9月中旬。

整姿

特に無し。

繁殖

【挿し芽・茎伏せ】5月上旬~8月下旬(挿し芽は、水挿しも可能)。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

とても強いが、強光と乾燥に注意。

耐寒性

8℃まで耐えるが、最低13℃を保つ。

解説

  1. 高温多湿を好む植物である。複数の茎が地面から伸び上がる直立性の種類と、茎が横に伸び、分枝しながらブッシュ状に茂るほふく性の種類があるが、よく見かけるのは前者のほう。
  2. 直立性種で最も一般的なのは、原種のニチダムやピクツムなどの血を引く交配種、「シルバー・キング」「シルバー・クイーン」などである。葉の大部分に銀白色の斑が入る。その他の直立性種には、クリスプムやコムタツム、モデスツム、ロツンダムなどがある。
  3. ほふく性種には、コスタツム、ホスピツムなどがある。
  4. ある程度大株になれば、高温期に、スパシフィラムの花に似た、黄緑~緑色の花を付ける。しかし、観賞価値はあまりない。

注意点・病害虫

  1. 日陰に大変強く、室内のインテリアに最適だが、寒さにとても弱いのが欠点。
  2. 強めの日光にも弱く、真冬の窓越しの日光でも葉焼けすることがある。
  3. 花後に果実ができるので、タネを採って殖やすこともできる。
  4. 汁液に毒性があり、触れるとかぶれる。

(※データ:大阪市基準)