いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ドラセナ・コンシンナ

イメージ

原産地

インド洋のモーリシャス島

アスパラガス科(またはキジカクシ科・クサスギカズラ科・リュウケツジュ科・リュウゼツラン科)

高さ

1.5~3.5m

花期

不定期

形態

常緑低木

別名等

ドラカエナ・マルギナタ(学名)/ドラカエナ・コンシンナ(異名)/コンシナ/コンシンネ/コンキンナ/ベニフクリンセンネンボク/紅覆輪千年木/マダガスカルドラゴンツリー/真実の木


ホワイボリー(マルギナタ「ホワイト・ホリー」)

日照

4月中旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は30~50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

【補足】耐陰性があるが、なるべく日光に当てないと葉が垂れ、色も悪くなる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

【補足】生育期に水不足になると葉が垂れる。

肥料

5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

4月下旬~9月下旬。

【補足】2~3年に一度行う。

整姿

伸びすぎれば、生育期に切り戻す。(強剪定は、なるべく7月までに済ませる。)

繁殖

【挿し木・取り木】4月下旬~8月下旬。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低8℃を保つとよい。

解説

  1. 従来から「コンシンナ」「コンシンネ」と呼ばれてきた観葉植物。街中でよく見かける、特に珍しくもないドラセナの一種である。ミニ観葉でもおなじみ。
  2. 枝変わりが出やすく、複数の園芸品種がある。緑の葉に乳白色の斑が入る「ホワイト・ホリー(ホワイボリー)」、白色と赤色の斑が入る「バイカラー」、乳白色と赤色の斑が入る「トリカラー」、トリカラーに似て、さらに赤色が強い「トリカラー・レインボー」の四品種が一般的。

注意点・病害虫

  1. 幹や枝が伸びるに従い、下葉から落ちる性質があり、常に、枝の先端部分にしか葉がない。
  2. 日照量が足りないと、次第に葉が垂れ下がり、葉色もぼやけて、観賞価値が落ちる。耐陰性はあるが、なるべく直射日光下で育てる。なお、葉が垂れるのは、一種のストレス症状なので、日照不足以外に、冬の温度不足や湿度不足、生育期の肥料不足・水不足・土の過湿などでも垂れることがある。

(※データ:大阪市基準)