ベンジャミンゴム
イメージ
原産地
東南アジア・インド・オーストラリア北部・太平洋諸島南西部
科
クワ科
高さ
1.5~30m
花期
5~8月
形態
常緑高木
別名等
フィカス・ベンジャミナ(学名)/ベンジャミナ/ベンジャミン/ベンジャミンゴムノキ/ベンジャミンツリー/シダレガジュマル/ウィーピングフィグ/ベンジャミンズフィグ/トロピカルローレル/スモールリーブド・ラバープラント
日照
4月中旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。
越冬中は、室内の日当たり。
【補足】耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥(生長が早いので、多肥にしない)。
植え替え
4月下旬~10月上旬。
【補足】1~2年に一度行う。
整姿
伸びすぎれば、生育期に剪定し、形を整える。
繁殖
【挿し木・取り木・接ぎ木】5月上旬~9月上旬(挿し木は、傷口から出る乳液を洗い流してから挿す)。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
最低8℃を保つ。
解説
- 観葉植物の定番の一つだが、近年は流通量が減っているらしい。ミニ観葉や、数株の幹を編み上げてスタンダード仕立てにしたものが、時々売られている。
- 代表種は、斑入り葉が美しい「スターライト」「ゴールデン・プリンセス」。他に、葉がライム色の「ゴールド・ラッシュ」もある。これらは、真夏の直射日光に当てると葉が焼けて汚くなるので、やや遮光気味にする。
- 株が大きくなれば、イチジクに似た実(花嚢)が付く。花はこの内部に咲くが、外からは見えない。果実に毒性はないが、美味しくないため、普通は食用にしない。
注意点・病害虫
- 自分で挿し木苗を三本用意し、幹を三つ編みにしても楽しいが、その場合、あまりきつく編むと生長につれて合着し、一本の木になってしまう。
- 急に置き場所を替えると、新しい場所に慣れるまで、ちらほら落葉し続けることがある。いつまでも落葉が止まらないようなら、もっと明るい場所に変える。
- 斑入りの品種より、緑葉の品種のほうが、性質や耐陰性が強い傾向がある。
- 幹から発生する根(気根)は、邪魔なら切る。気根は地面に到達しない限り、根としての役割を果たさない。
- ゴムノキ類はカイガラムシが付きやすく、放置すると、葉が黒く汚れるすす病を誘発するので、必ず発生初期にかき取っておく。薬剤による駆除は、少々難しい。すす病は、汚れた部分を、ぬれ雑巾などでふけば元通りになる。
- 傷口から出る白い乳液は、人によってはかぶれるので、触らないようにする。
(※データ:大阪市基準)