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素人園芸解説 -私はこう育てる-

フッキソウ

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原産地

日本(北海道~九州)・中国北部

ツゲ科

高さ

10~30cm

花期

3~5月

形態

常緑半低木

別名等

パキサンドラ・テルミナリス(学名)/富貴草/キチジソウ/吉事草/キチジョウソウ/キッショウソウ/吉祥草

日照

戸外で0~10%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。斑入りの品種は、直射日光に当てると葉焼けしやすい。

水やり

土の表面が乾けば与える。(湿った場所を好むので、水切れは厳禁。)

肥料

4~10月に、月に一度の液肥(多肥にしない)。

【補足】地植えなら、春に元肥を与えれば、その後は無肥料で差し支えない。

植え替え

3月上旬~4月下旬か、9月中旬~10月下旬。

【補足】鉢植えは1~3年、地植えは4~6年に一度行う。

整姿

伸びすぎれば、6~7月頃に切り戻す。

繁殖

【挿し木】3月下旬~10月中旬。

【株分け】植え替えと同時期(春のほうがよい)。

耐暑性

とても強いが、強光に注意。

耐寒性

とても強いが、寒地では防寒する。

解説

  1. 漢字で「富貴草」、別名を「吉事草」「吉祥草」と、大変縁起のよい和名を持つ。名前に「草」と付くが、常緑の半低木である。
  2. 日本では、北海道~九州まで自生しており、栽培はきわめて容易。
  3. 草丈が低く、枝は地面を這うように伸び、地面に付いた部分から根を出す。日陰のグラウンドカバーに最適。斑入り葉の品種や、葉幅の広いヒロハフッキソウなどもある。
  4. 春、枝先に白い小花を穂状に咲かせるが、観賞価値は低い。花穂の上部にあるのが雄花、下部にあるのが雌花。秋には、白い果実ができる。

(※データ:大阪市基準)