いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ジャカランダ

イメージ

原産地

ペルー・ブラジル・アルゼンチン北西部

ノウゼンカズラ科

高さ

2~20m

花期

4~5月

形態

落葉~半常緑高木

別名等

ジャカランダ・ミモシフォリア(学名)/ジャカランダ・アクティフォリア/ジャカランダ・オバリフォリア(いずれも異名)/シウンボク/紫雲木

日照

3月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

【補足】秋~冬は、一貫して乾き気味に管理する。

肥料

4月、6~7月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

4月上旬~9月下旬(酷暑期は避けたほうがよい)。

整姿

背が高くなりすぎたら、5~7月頃に剪定する(夏以降に切ると、翌年開花しなくなる)。

繁殖

【挿し木】4月下旬~10月上旬。

【取り木】4月上旬~7月中旬。

【タネまき】4~9月。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低3℃を保つとよい。

【補足】高温にあわせない。寒風が当たると枝先が枯れ込み、開花しなくなる。

解説

  1. ジャカランダの仲間は数多いが、一般的なのは、アルゼンチン・ペルー原産のミモシフォリアである。鳥の羽毛のような、とても繊細な葉が魅力。人の背丈ほどに育てば、青紫色の花も期待できる。矮性品種もあり、そちらは3m以下で成木となる。
  2. 熱帯~亜熱帯地域では、街路樹や庭木として使われる。春の芽吹き直前に開花するという。

注意点・病害虫

  1. 環境に慣れないうちは、小葉が落ちて歯抜け状になることがよくある。
  2. 比較的耐寒性が強く、暖地なら地植えも可能。一年中日当たりの良い場所を選んで、4~5月頃に植え付け、冬は防寒する。数年経ち、木が大きく育てば、防寒しなくても大丈夫。
  3. 本来は半常緑らしいが、冬の寒さに当たると黄葉し、その後、落葉する。小葉だけが散るのではなく、葉柄の基部から全て枯れ落ち、幹と枝だけになる。春の芽吹きはやや遅いので、気長に待つ。
  4. 冬の間に、適度な寒さに当たらないと、翌春、花が咲かないらしい。従って、越冬中も、暖かい室内には置かないようにする。ただし、強い寒波や寒風からは保護する。
  5. カイガラムシやコナジラミ、ハマキムシに注意。

(※データ:大阪市基準)