ヘンリーヅタ
イメージ
原産地
中国・ヒマラヤ
科
ブドウ科
高さ
80~500cm(つる性)
花期
5~6月
【紅葉】10~11月
形態
落葉つる性木本
別名等
パルテノシッサス・ヘンリアナ(学名)/ビチス・ヘンリアナ(異名)
ビチス・クインクエフォリア(異名)/アメリカヅタ/バージニアヅタ/バージニアクリーパー/ファイブリーブドアイビー(いずれもクインクエフォリア)
ビチス・トムソニー/ケイラティア・トムソニー(いずれもトムソニーの異名)
日照
3月下旬~11月中旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。
【補足】耐陰性が強く、多少の日陰なら平気。
水やり
土の表面が乾けば与える。
【補足】生育が旺盛で、水切れしやすい。
肥料
3月、5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
3月上旬~4月中旬。
整姿
伸びすぎれば、春~夏に適宜切り戻す。
繁殖
【挿し木】2月下旬~3月中旬、5月下旬~6月下旬、9月のいずれか。
耐暑性
強い。
【「シュガーバイン」】やや弱い。
耐寒性
とても強い(-25℃)。
【「シュガーバイン」】最低0℃を保つ。
解説
- 日本に自生するツタと同属の植物である。巻きひげの先に吸盤を出し、壁をよじ登る。秋になると美しく紅葉する。
- 北アメリカ原産のアメリカヅタ(バージニアヅタ)も同属の植物で、同様に栽培できる。
- よく見かけるのは、葉が小さめの品種「シュガーバイン」である。オランダで作出された交雑種らしい。ヘンリーヅタやアメリカヅタとは異なり、常緑性。耐暑性・耐寒性が劣るため、夏は涼しい日陰、冬は室内に置く。最低0℃で越冬できるが、落葉するので、なるべく暖かい場所に置く。
注意点・病害虫
- 吊り鉢やグラウンドカバーなどに最適。壁に這わせて緑化に使うのもよい。ただし、強い直射日光を嫌うため、夏に西日が当たる場所は好ましくない。
- 花後、ブドウに似た果実がなるが、食用にならない。
- 夏にスズメガの幼虫が付くことがある。
(※データ:大阪市基準)