いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

トックリラン

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原産地

アメリカのテキサス州~メキシコ・グァテマラ

キジカクシ科(またはクサスギカズラ科・リュウケツジュ科)

高さ

1~2m

花期

不明

形態

常緑低木

別名等

ノリナ・レクルバタ(学名)/ノリナ・ツベルクラタ/ボウカルネア・レクルバタ(いずれも異名)/徳利蘭/ポニーテール/ポニーテールヤシ/ボトルパーム/エレファントフットツリー

日照

4月上旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。越冬中は、月に一度か、ほぼ断水する。

肥料

5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥(多肥にしない)。

植え替え

4月中旬~9月下旬。

【補足】2~3年に一度行う。

整姿

上部が細長く伸びて見苦しければ、4~7月頃に切り戻す。(株元近くまで切っても芽吹く。)

繁殖

【挿し木】4月上旬~8月下旬。(芽を付けて幹の一部をえぐり取り、清潔な土に植え付けて発根させる。)

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低0℃を保つ。

解説

  1. 名前の通り、幹の基部が丸く肥大し、トックリのような形になるのが特徴。本来は大型の植物だが、ミニ観葉としても出回っている。
  2. 主な種類に、葉が真っすぐ伸びて垂れ、先端が反り返るレクルバタ、葉がクセ毛のように強くカールするロンギフォリア、レクルバタに似て、さらに葉の長いグァテマレンシス、葉がとても細いグラシリスなどがある。育て方はどれも同じ。斑入りの品種もある。

注意点・病害虫

  1. 日光不足になると、株元が肥大せず、次第にやせてくるので、日当たりのよい場所で育てる。よく育つと、基部の球体の直径が50cmにもなるらしい。
  2. 最初は幹が一本だけの状態だが、長年育てていると、いろんな場所から芽が出て分枝する。
  3. 過湿に弱い傾向があるので、多肉植物に準じた扱いにするとよい。乾燥には非常に強い。
  4. やや砂質の土でよく育つ。

余談

  1. 植物学的な分類がよく変わる。ノリナ属になったり、ボウカルネア(ビューカルネア)属になったり、忙しい。その後、ノリナ属に戻った模様。

(※データ:大阪市基準)