いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ザミオクルカス・ザミーフォリア

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原産地

ケニア~アフリカ北東部・タンザニア

サトイモ科

高さ

30~60cm

花期

9~10月

形態

多年草

別名等

ザミオクルクス

日照

4月中旬~11月上旬の生育期は、戸外で10~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(茎葉が多肉質なので、乾き気味に管理)。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

5月、7月、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

4月下旬~9月上旬(酷暑期は避けたほうがよい)。

整姿

特に無し。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期(酷暑期は避けたほうがよい)。

【葉挿し・葉柄挿し】5月上旬~9月上旬。(葉挿しは、浅めに挿す。水挿しも可能。)(葉柄挿しは、葉を付けたまま葉柄の一部を切り取り、上下を間違えないよう挿す。)

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低10℃を保つ。

解説

  1. かつては、珍奇な観葉植物だった。が、葉挿しで容易に殖やせ、栽培も容易なことから、今では珍しい植物ではなくなった。ミニ観葉としても出回る。斑入りの品種もある。
  2. 地下にイモ状の塊茎があり、そこから多肉質の葉柄をたくさん伸ばす。葉も多肉質になっており、とても乾燥に強い。生長は遅い。

注意点・病害虫

  1. 栽培容易とはいえ、過湿と低温には弱い。
  2. 冬季の温度が足りないと地上部を枯らし、地下の塊茎だけで休眠しようとする。もし休眠してしまったら水やりをやめ、春を待つ。しかし、春が来る前に腐る可能性も高いため、越冬中の温度はなるべく高めに保ちたい。

余談

  1. ソテツ科に「ザミア」という属があり、そのザミア属の植物に草姿が似ることから、この名前があるらしい。なお、このザミオクルカスはサトイモ科の植物で、ソテツ科のザミアとは何の関係もない。

(※データ:大阪市基準)