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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ゼブリナ

イメージ

原産地

南北アメリカ・熱帯アメリカ

ツユクサ科

高さ

30~70cm

花期

5~10月

形態

多年草

別名等

トラデスカンティア・ゼブリナ(学名)/ゼブリナ・ペンデュラ(異名)/ハカタカラクサ

日照

3月下旬~11月中旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は30~50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

【補足】耐陰性が強いが、葉色が悪くなるので、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

肥料

4月中旬~10月中旬に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。

植え替え

4月上旬~10月中旬(酷暑期は避けたほうがよい)。

整姿

伸びすぎたら、生育期に適宜切り戻す。(株元近くまで大胆に切っても回復する。)

繁殖

【挿し芽・取り木】4月下旬~10月上旬。(挿し芽は、水挿しも可能で、直接土に挿してもよくつく。挿し穂には、斑が抜けた部分を使わないようにする。)

【株分け】植え替えと同時期。

耐暑性

強い。

耐寒性

最低5℃を保つ。

解説

  1. 同じツユクサ科のトラカン(トラデスカンティア)やブライダルベールと近縁に当たり、姿・性質ともに似ている。なお、以前はゼブリナ属として独立していたが、現在はトラデスカンティア属に入れられている。
  2. 赤紫色の葉に銀灰色の斑が入る。園芸品種の「ディスコロール」は、基本種に比べると、銀灰色の斑が不鮮明である。また、「クアドリコロール」は、紫色の葉に、薄桃色や赤紫色の斑が入り、銀灰色の斑は少ない。いずれも、葉の裏側は濃赤紫色。
  3. 成株になると、小さな桃色の花を咲かせる。

注意点・病害虫

  1. 強健で育てやすいが、日照不足になると葉色が悪くなり、斑もぼやけてくる。が、強い直射日光も嫌がり、葉焼けを起こすので、夏は必ず遮光する。
  2. 生長が早く、よく茂るため、株元が蒸れて枯れ込むことがある。しかし、株元が枯れても、なかなか萎れないため、気付きにくい。そのまま放っておくと、茎の途中から根を出して勝手に活着するが、草姿が乱れるので、早めに植え替える。
  3. 何らかの原因で枯らしてしまっても、少しでも生きている部分が残っていれば、挿し芽で復活させられる。

(※データ:大阪市基準)