いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

アシダンセラ

イメージ

原産地

エチオピア・東アフリカ

アヤメ科

高さ

50~120cm

花期

7~11月

形態

春植え球根

休眠期の管理

掘り上げて乾燥保存

別名等

グラディオラス・ムリエラエ(学名)/グラディオラス・カリアンツス/アシダンセラ・ビコロール変種ムリエラエ/アシダンセラ・ムリエラエ(いずれも異名)/ムリエリー/ニオイグラジオラス/アビシニアグラジオラス/ピーコックオーキッド

日照

4月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

【補足】きわめて日光を好み、日光不足では花が咲かない。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。休眠期は、断水する。

肥料

5~10月に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え替え

4月下旬~6月上旬(十分暖かくなってから)、6号鉢に3~4球。

【補足】深さ3cm、地植えは深さ5~10cmで、15cm間隔。毎年植え替える。

整姿

草丈が高く倒れやすいので、支柱を立てたほうがよい。

繁殖

【分球・木子採取】植え付け時(木子とは、親球根の周りにできる、ムカゴ状の子球のこと)。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

最低10℃を保つ。

解説

  1. 以前はアシダンセラ属として独立していたが、現在はグラジオラス属に入れられている。一般的なのは、原種のビコロール変種ムリエラエ(ムリエリー)である。 他のグラジオラスと交配された園芸品種もあるらしい。
  2. 性質や育て方は、春植えグラジオラスに準じる。が、華やかさや丈夫さでやや劣るためか、グラジオラスほどの人気がない。特に、耐寒性がグラジオラスを遥かに下回っており、冬は必ず暖かい室内で保管する。
  3. 白い花には芳香があり、夕方以降に香りが強くなる。
  4. グラジオラスに比べて花数が少ないため、数株をまとめて植えたほうが見栄えがする。

注意点・病害虫

  1. アヤメ科植物なので、連作に弱い。毎年違う土に植え替える。

余談

  1. 水あげがよく、切り花に適する。水揚げ方法は水切りがよい。

(※データ:大阪市基準)