アラム
イメージ
原産地
地中海沿岸・ヨーロッパ南部~西部・北アフリカ
科
サトイモ科
高さ
15~30cm
花期
【花】4~5月
【果実】6~8月
形態
秋植え球根
休眠期の管理
鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める
別名等
アルム・イタリクム(学名)
日照
10月上旬~7月上旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
【補足】耐陰性が強く、多少の日陰なら平気。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(本来は水を好むが、腐りやすいため、乾き気味に管理したほうが無難)。休眠期は、断水する。
肥料
秋の元肥のみ。
【補足】窒素(N)は控えめに。肥料が多いと軟腐病になりやすい。
植え替え
9月下旬~10月中旬、5号鉢に1~3球。
【補足】深さ3~5cm、地植えは深さ5~8cmで20cm間隔。2~3年に一度植え替える。
整姿
葉が倒れやすいので、風除けするか、支柱を立てる。
繁殖
【分球】植え付け時(刃物で切り分ける)。
【タネまき】採ってすぐにまく。
耐暑性
弱い。
耐寒性
最低0℃を保つとよい。
【補足】高温にあわせない。
解説
- 花がカラーに似ているが、花色は白~淡黄緑色や暗紫色ばかりで、地味である。葉に斑が入る品種もある。
- 比較的見かける種類は、原種のイタリクムである。花後に赤い果実がたくさんなり、観賞用によい。その他、淡黄色の花を付けるクレティクム、秋咲き種のピクツムなどがある。
- イタリクムは、水はけが良く夏に日陰になる場所に地植えすれば、数年間は放任できる。暑さ寒さに比較的強く、毎年少しずつ殖える。
注意点・病害虫
- 過湿や多肥になると、軟腐病が発生しやすい。過保護を避け、ある程度、放任気味にする。
(※データ:大阪市基準)