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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ブローディア/トリテレイア

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原産地

アメリカのカリフォルニア州・カナダ西部・南アメリカ南部

キジカクシ科(またはネギ科・ユリ科)

高さ

20~70cm

花期

4~6月

形態

秋植え球根

休眠期の管理

鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める

別名等

トリテリア/ヒメアガパンサス(いずれもトリテレイア)


(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

10月上旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。休眠期は、断水する。

肥料

秋の元肥の他、2~5月に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。

植え替え

9月下旬~11月中旬、5号鉢に5球。

【補足】深さ3~5cm、地植えは深さ5~10cmで10cm間隔。2~3年に一度植え替える。

整姿

特に無し。

繁殖

【分球】植え付け時。

【タネまき】10月(開花まで4~5年かかる)。

耐暑性

強い。

耐寒性

強い。

【トリテレイア・イキシオイデス】やや弱く(-5℃)、寒地では室内が無難。

解説

  1. トリテレイアは、かつてブローディア属の植物だったため、今でも「ブローディア」の名前で流通する。主な種類に、ブリジェシー、イキシオイデス、ペダンクラリス、ラクサ、園芸品種の「クイーンファビオラ」などがある。いずれも淡青紫~藤色の花に、青紫色の筋が入る。別名の通り、アガパンサスを小さくしたような株姿である。
  2. 本物のブローディアは種類が少ない。主な種類は、淡桃色~淡紅色の花に濃紅色の筋が入るカリフォルニカや、矮性のコロナリア、ステラリスなどがある。

注意点・病害虫

  1. いずれも、耐寒性はそれなりにある。が、トリテレイアは、秋早くに葉が出るので、冬の寒さで傷むことがある。
  2. 暖地では、一度地植えにしたら3~4年くらい放任できる。
  3. ウイルス病に注意。

余談

  1. 切り花に最適。

各種の和名・異名

トリテレイア属の種類。

  1. ブローディア・イキシオイデス/ブローディア・ルテア(いずれもイキシオイデスの異名)
  2. ブローディア・ヒアシンシナ/ブローディア・ラクテア(いずれもヒアシンシナの異名)
  3. ブローディア・ペダンクラリス(ペダンクラリスの異名)

ブローディア属の種類。

  1. ブローディア・ラクサ(ラクサの異名)カリフォルニアヒアシンス(ブローディア・カリフォルニカ)
  2. ブローディア・グランディフローラ(ブローディア・コロナリアの異名)

(※データ:大阪市基準)