いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

カロコルツス

イメージ

原産地

北アメリカ西部~中央アメリカ・メキシコ

カロコルツス科(またはユリ科)

高さ

30~100cm(種類による)

花期

4~5月

形態

秋植え球根

休眠期の管理

鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める

別名等

カロコルタス/カロコルトゥス/カラーコータス/キャッツイヤーズ/フェアリーランタン/マリポサチューリップ/バタフライチューリップ/カリフォルニアチューリップ


グローブリリー(アルブス)
シクロボスラ・ルテア(バルバツスの異名)
イエローマリポサ(ルテウス)

日照

10月中旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。休眠期は、断水する。

肥料

秋の元肥の他、3~5月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

10月上旬~11月上旬、4~5号鉢に3~5球。

【補足】深さ2~5cm、地植えは5~15cm間隔。1~2年に一度植え替える。

整姿

特に無し。

繁殖

【分球】植え付け時。

【タネまき】採ってすぐにまく(開花まで4~5年かかる)。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

やや弱く、寒地では室内が無難。

解説

  1. 今ひとつマイナーな球根植物だが、花の形や、花弁の模様がとても個性的で、なかなか美しい。代表種は、白~黄色、または淡紅色、赤色の花で、中心に大きな濃赤色の模様があるベヌスツスである。
  2. その他の種類に、真っ白の花を下向きに咲かせるアルブム、淡紫色の花で、花弁にたくさんの毛があるトルミエイ、黄色の花で、濃褐色の斑紋が入るルテウス、花弁に模様が入らず、トルコキキョウに似ている「バイオレットクイーン」などが出回る。
  3. また、モノフィルスという原種もあり、これは、黄色い花弁の縁に細かい毛を持つ。日本では見かけない模様。
  4. 花が大きいわりに茎が細いが、意外と頑丈で、倒れることはない。

注意点・病害虫

  1. 日当たりと水はけに少々うるさく、地植えの際は、植え場所に注意する。条件がよければ、3年くらいそのまま据え置ける。

余談

  1. 切り花に最適。

(※データ:大阪市基準)