カンナ
イメージ
原産地
北アメリカ南部~中南米
科
カンナ科
高さ
40~200cm(種類による)
花期
6~10月
形態
春植え球根
休眠期の管理
鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める
別名等
ダンドク/壇特(いずれもインディカ)
ハナカンナ/ビジンショウ(いずれもジェネラリス)
日照
4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。休眠期は、断水する。
【補足】土が過湿になっても、かなり耐える。
肥料
春の元肥の他、6~9月に、固形肥料の置き肥、または7~10日に一度の液肥。
植え替え
いずれも、3月下旬~5月下旬、7~10号鉢に1球(矮性種は、5~6号鉢に1球)。
【補足】深さ5cm、地植えは深さ10~15cmで50~60cm間隔(矮性種の地植えは、深さ5~10cmで30~40cm間隔)。3年に一度植え替える。
整姿
特に無し。
繁殖
【分球】植え付け時(刃物で切り分ける)。
【タネまき】4月下旬~7月上旬。(種類によっては、タネができないらしい。種皮に傷を付け、一晩水に浸けてからまく。)
耐暑性
とても強い。
耐寒性
最低0℃を保つとよい。
解説
- 古くから夏花壇の定番である。原種のインディカ、グラウカ、フラクシダなどを元に、非常に多くの品種が作出されている。
- 花色は赤、黄色、橙色など。熱帯を思わせる鮮やかな原色が多い。
- 草丈1m以上になる品種が一般的だが、鉢植え向きの矮性種もあり、こちらは草丈40~70cmと小さい。
- 最近は、葉が赤銅色をした品種や、さまざまな斑が入る品種に人気があり、観葉植物としても楽しめるようになった。
- 過湿に強く、株元が水没しても生育できる。そのため、近年は、水生植物と寄せ植えにされるなど、楽しみの幅が広がっている。
- 花弁のように見えるのは、雄しべが変化したものらしい。
注意点・病害虫
- いかにも熱帯の植物といった風情だが、意外と耐寒性があり、暖地では地植えで放任できる。心配なら、冬に盛り土をしておく。
- ウイルス病にかかることがある。罹病株は、葉に淡色の縞模様が多数入る。治療法はない。
(※データ:大阪市基準)