いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

クロコスミア/モントブレチア

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原産地

南アフリカのケープ地方東部

アヤメ科

高さ

50~100cm(種類による)

花期

7~9月

形態

春植え球根

休眠期の管理

鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める

別名等

ヒメトウショウブ/姫唐菖蒲(オーレア)
モントブレチア/ヒメヒオウギスイセン/姫檜扇水仙(いずれもクロコスミーフロラ)
ヒオウギスイセン/檜扇水仙(ポットシー)
マソノルム(マソニオルムの異名)

日照

4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。休眠期は、断水する。

肥料

春の元肥の他、7~9月に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。

植え替え

3月上旬~4月下旬、5号鉢に3~5球。

【補足】深さ3~5cm、地植えは深さ8~10cmで、10~20cm間隔。3~4年に一度植え替える。

整姿

地植えにすると、はびこることがあるので、適当に間引く。

繁殖

【株分け・分球】植え付け時。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

やや弱く、凍らせない。

解説

  1. いずれも、クロコスミア属の植物である。この仲間はとても丈夫で育てやすく、特別な手入れは不要。
  2. モントブレチアは、原種のポットシーとオーレアの交雑種とされる。和名を「ヒメヒオウギスイセン」といい、昔から、道端などで見かける。比較的草丈が低く、橙~朱色の花をたくさん咲かせる、とても強健な植物である。繁殖力が強烈で、地下茎を伸ばして殖えはびこる。
  3. クロコスミアは、モントブレチアより大型で、草丈1m前後になるものが多い。主な品種は「エミリーマッケンジー」「コロンブス」「ルシファー」など。花色は、黄、橙、朱、赤などさまざま。

注意点・病害虫

  1. 一度植えたら、3~4年くらい植えっ放しにする。よく分球して、見応えのある群落を作る。混みあってきたら植え替える程度。
  2. 繁殖力が旺盛なぶん、近くの植物を駆逐することがあるので、完全放任は禁物。

(※データ:大阪市基準)