キルタンサス
イメージ
原産地
南アフリカ
科
ヒガンバナ科
高さ
10~40cm
花期
【春植え種】7~9月
【秋植え種】12~6月
形態
春植え球根または秋植え球根
休眠期の管理
鉢のまま控えめに水やりを続ける
別名等
キルタンツス/バロータ/アノイガンサス
バロータ・スペシオサ(エラツスの旧名)
ブラキシスシフス(パルビフロルスの異名)
アノイガンサス・ブレビフロルス/アノイガンサス・ルテウス(いずれもブレビフロルスの異名)
日照
【春植え種】3月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり。(暖地なら戸外で霜除け。葉がなければ日光に当てなくてよい。)
【秋植え種】10月上旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
【補足】いずれも、少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。休眠期は、ごく控えめに(葉がなければ、断水してもよい)。
【補足】過湿と乾燥の両方に弱い。
肥料
【春植え種】春の元肥の他、9~10月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。
【秋植え種】秋の元肥の他、2~5月に、小量の固形肥料を置き肥、または二週間に一度の液肥。
植え替え
【春植え種】3月上旬~5月下旬、4~5号鉢に2~5球。
【秋植え種】9月中旬~10月下旬、4~5号鉢に2~5球。
【補足】いずれも球根の上部が出るよう浅植え、地植えは5~8cm間隔、3年に一度植え替える。
整姿
【分球】植え付け時。
繁殖
特に無し。
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
最低0℃を保つとよい。
解説
- この仲間は、下記の二系統に分かれる。いずれも常緑性に近く、休眠期になっても、全ての葉が枯れることは少ない。
- 春植え種(夏咲き種)…春に植え付け、夏~秋に開花し、冬に休眠する。
- 秋植え種(冬咲き種)…秋に植え付け、冬に開花し、夏に休眠する。
- 一般的なのは、冬~早春に、筒状の花を咲かせるマッケニーである。いちおう秋植え種だが、球根が市販されるのは春が多い。花色は豊富で、かすかな芳香がある。
- 春植え種の代表は、ユリのような桃~紅赤色の花を咲かせるサンギネウスである。こちらも、春に球根が市販されている。美しいが咲きにくい。
- 最近、バロータ・スペシオサがキルタンサス属に移され、キルタンサス・エラツスという名になった。サンギネウスと同様の性質で、大きな赤い花を咲かせるが、こちらも花立ちが悪い。
注意点・病害虫
- 上記のように、ほぼ常緑性なので、一度植えつけたら3年くらいそのまま据え置く。暖地なら、植えっ放しでもよい。
(※データ:大阪市基準)