フリージア
イメージ
原産地
南アフリカのケープ地方
科
アヤメ科
高さ
20~60cm(種類による)
花期
3~5月
形態
秋植え球根
休眠期の管理
掘り上げて乾燥保存
別名等
アサギスイセン/浅葱水仙
アームストロンギー(コリンボサの異名)
アルバ/レフラクタ変種アルバ(いずれもラクテアの異名)
日照
10月上旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。休眠期は、断水する。
【補足】多湿は徒長のもと。
肥料
秋の元肥の他、3~5月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。
植え替え
9月下旬~11月下旬、5号鉢に5球。
【補足】深さ3cm、地植えは深さ5~8cmで5~10cm間隔。1~2年に一度植え替える。
整姿
葉や花茎が倒れやすいので、支柱を立てる。
繁殖
【分球・木子採取】植え付け時(木子とは、親球根の周りにできる、ムカゴ状の子球)。
耐暑性
強い。
耐寒性
やや弱く(0℃)、寒地では室内へ。
解説
- 春の切り花としておなじみ。品種が多く、花色もさまざまである。花には芳香がある。この香りは、白や黄色の花のほうが強い。その他、八重咲き品種もある。
- 近年は、原種のフリージアも出回る。ムイリーやレフレクサが代表種。一般的な園芸品種に比べ、やや小型。
注意点・病害虫
- 寒さには比較的強いが、植え付け後すぐに葉が出て、冬にはかなり茂るため、防寒が欠かせない。
- 秋の植え付け後に花芽を形成するらしく、小さめの球根でも、生育環境が良ければ開花しやすい。逆に言えば、大球でも、環境が悪いと咲かない。
- 連作を嫌うので、アヤメ科植物の跡地に植えない。暖地では3~4年くらい植えっ放しでもよく咲く。
- ウイルス病にかかりやすく、しばしば花や葉に淡い色の縞模様が入ったり、萎縮・変形したりする。治せないため、抜き取り処分する。
(※データ:大阪市基準)