いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ジンジャー

イメージ

原産地

マレー半島~インド・ヒマラヤ

ショウガ科

高さ

80~200cm

花期

7~10月

形態

春植え球根

休眠期の管理

鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める

別名等

ヘディキウム/ヘディチウム(いずれも属名)/ハナシュクシャ/花縮砂/ジンジャーリリー/ガーランドフラワー


(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。休眠期は、断水する。

肥料

5~10月に、固形肥料の置き肥、または7~10日に一度の液肥。

植え替え

3月下旬~5月上旬、7~8号鉢に1球。

【補足】深さ5cm、地植えは深さ10~15cmで50cm間隔。3~4年に一度植え替える。

整姿

草丈が高く倒れやすいので、支柱を立てる。

繁殖

【分球】植え付け時(刃物で切り分ける)。

【タネまき】5~7月。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低0℃を保つ。

解説

  1. 名前の通り、株姿や根茎の形・匂いが、ショウガによく似ている。ただし、これは食用にならない。
  2. 白花のコロナリウムが一般的。他に、淡黄色花のガルドネリアヌムや、淡橙色花のカルネウム、その他の種間交雑種などがある。花には芳香があり、夜になると香りが強くなる。香水の原料になるらしい。

注意点・病害虫

  1. 球根を植え付けた年は根が少ないため、花が咲きにくい。二年目から開花するので、焦らない。
  2. かなり大型の植物で、地植えに適する。一度地植えしたら、植え替えは4~5年に一度でよい。鉢植えにするなら、できる限り大きな鉢を選ぶ。
  3. 越冬のために根茎を掘り上げたら、乾燥しすぎないよう、乾いた清潔な土に埋めて密閉しておく。なお、邪魔であっても、古い根はなるべく切らずに残しておく。
  4. 短日植物らしい。
  5. 病虫害はあまりないが、ウイルス病にかかることがある。

余談

  1. 切り花にできるが、水あげが少々悪い。

各種の和名・異名

  1. ガードネリアヌム/キバナジンジャー/キバナシュクシャ/黄花縮砂(いずれもガルドネリアヌム)
  2. ニクイロシュクシャ/肉色縮砂(カルネウム)
  3. コッキネウム/ベニバナシュクシャ/紅花縮砂(いずれもコクシネウム)
  4. ユクシア/ハナミョウガ/花茗荷/ホワイトジンジャーリリー(いずれもコロナリウム)
  5. ブラッキキルム・ホースフィールディー(ホースフィールディーの異名)

(※データ:大阪市基準)