ラケナリア
イメージ
原産地
南アフリカのケープ地方
科
クサスギカズラ科(またはキジカクシ科・ヒアシンス科・ユリ科)
高さ
8~30cm(種類による)
花期
12~5月(種類による)
形態
秋植え球根
休眠期の管理
鉢のまま控えめに水やりを続ける
別名等
ラシュナリア/アフリカヒアシンス/アフリカンヒアシンス
トリコロール(アロイデスの異名)
グラウシナ(オルキオイデス変種グラウシナの異名)
アングスティフォリア(コンタミナタの異名)
ペンデュラ(ブルビフェルムの異名)
日照
10月上旬~5月下旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。休眠期は、ごく控えめに。
【補足】多湿は徒長のもと。
肥料
12~4月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥(多肥にしない)。
植え替え
8月中旬~9月下旬、4号鉢に2~5球。
【補足】深さ1~3cm、地植えは10cm間隔。3~4年に一度植え替える。
整姿
特に無し。
繁殖
【葉挿し】10~2月(切り口を2~3日乾かしてから挿す)。
【分球】植え付け時。
【タネまき】9月下旬~11月上旬。(土はかけない。アロイデスやクアドリコロールのように、タネのできない種類もある。)
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
最低5℃を保つとよい。
解説
- 原種・交配種ともに非常に多いが、市販の株や球根は、あまり正式名を明示していない。気難しそうに見えるが、育ててみるとそうでもない。
- 市販されているのは原種ばかりである。一般的なのは、黄色の花に赤・緑が入るアロイデス、その変種で黄色の花に赤・緑・紫が入るクアドリコロール、ヒスイ色の花が咲くビリディフローラ、先端が濃紫色をした淡桃紫色の花をびっしり付けるプルプレオカエルレア、先端が黄色い青紫色の小花をたくさん付けるムタビリス、淡紫色の花をびっしり咲かせるユニコロール、赤に近い濃桃色の花を咲かせるルビダ、黄花のレフレクサなど。
- その他、エレガンス、スプレンディダ、ナマクエンシス、プシラ、プスツラタなどもある。
- 種類によって、冬咲き~春咲きまでいろいろ。早春~春に咲くものが多い。なお、ルビダは最も早咲きの種類で、11月に咲く。
- 花色はきわめて豊富。花型は筒状~壷型など変化に富み、芳香を持つ種類もある。花付きは良いほうである。
- やや多肉質の葉にも、斑点などの模様が入る種類がある。
注意点・病害虫
- どちらかといえば鉢植え向きの植物。一度植え付けたら、最低3年はそのまま据え置く。
- ウイルス病にかかることがある。種類によって、罹病しやすさに差があるらしい。万一、感染してしまったら、タネをまいて更新すれば、再び無病の苗を得られる。
(※データ:大阪市基準)