サンダーソニア
イメージ
原産地
南アフリカ東部のナタール地方
科
イヌサフラン科(またはユリ科)
高さ
60~100cm
花期
6~8月
形態
春植え球根
休眠期の管理
鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める
別名等
クリスマスベル/クリスマスベルズ/チョウチンユリ/チャイニーズランタン/チャイニーズランタンリリー
日照
4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。休眠期は、断水する。
【補足】過湿に弱いため、雨に当てない。
肥料
春の元肥の他、5月と、9~10月に、10~14日に一度に液肥、または固形肥料の置き肥。
植え替え
3月下旬~4月下旬、4~5号鉢に2~3球。
【補足】深さ3~5cm、地植えは10~20cm間隔(地植えは、夏に雨が少ない地域のみ)。
整姿
半つる性なので、支柱を立てる。花がらをまめに摘み取り、球根の肥大を促す。
繁殖
【分球】植え付け時(無理に分けると傷口から腐る)。
【タネまき】4月。
耐暑性
やや弱い。
耐寒性
最低10℃を保つとよい。
【補足】高温にあわせない。
解説
- 一属一種の植物で、原種のオーランティアカ、ただ一種類しか存在しない。花色は橙色が基本で、黄花の品種「フェニックス」もある。
- 半つる性で、茎が柔らかいため、支柱を立てないと折れることがある。以前は、グロリオサのように葉の先端が巻きヒゲ状になり、物にからみつくといわれていたが、そんなことはない。
注意点・病害虫
- 暑さに強いグロリオサとは違い、蒸し暑さに弱い。より良い状態で夏越しできるかどうかが、栽培成功の鍵を握る。
- 球根は、二又の茎が肥厚したもので、細長い棒状をしている。棒状部の先端に芽が付いており、傷付けたりすると再生しないので、扱いに注意する。
- なお、市販の球根の中央にある、茶色の丸い部分は、前年に茎と根が出ていた痕跡である。ここから新しい茎や根が出るわけではない。
余談
- 別名の「クリスマスベル」が奇異に感じられるが、南半球の植物なので、現地での花期はクリスマスの頃である。
- 切り花によく使われる。水あげはとてもよい。
(※データ:大阪市基準)