いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ツルバギア

イメージ

原産地

南アフリカ

ネギ科(またはユリ科)

高さ

20~60cm

花期

【ビオラセア】4~10月

【フラグランス】11~5月

形態

春植え球根

休眠期の管理

鉢のまま控えめに水やりを続ける

別名等

ツルバキア/ワイルドガーリック/スイートガーリック/ソサイエティーガーリック


シムレリ(フラグランスの異名)
ビオラケア(ビオラセア)

日照

3月下旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
越冬中は、室内の日当たり。(暖地なら戸外で霜除け。葉がなければ日光に当てなくてよい。)

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。越冬中は、ごく控えめに(葉がなければ断水してもよい)。

肥料

春の元肥の他、7~10月に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

3月下旬~5月上旬、4~5号鉢に3球。

【補足】球根の上部が出るよう浅植え、地植えは15~20cm間隔。3~4年に一度植え替える。

整姿

枯れた下葉はまめに取る。

繁殖

【分球】植え付け時。

【タネまき】採ってすぐにまく(開花まで3年ほどかかる)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

やや弱く(-5℃)、寒地では室内へ。

解説

  1. ビオラセアとフラグランス(シムレリ)の二種類が一般的。球根植物だが、常緑の多年草として扱ったほうがよい。栽培容易。
  2. ビオラセアは、茎葉にニンニク臭があり、春~秋の間、紅紫色の花を断続的に咲かせる。葉に白い覆輪斑が入る品種もある。
  3. フラグランス(シムレリ)は、花に芳香があり、秋~春にかけて開花する。こちらの花色は、白~桃色まで幅がある。

注意点・病害虫

  1. 水加減に少しうるさく、過湿になると腐る。
  2. 頻繁な植え替えを嫌う。 暖地なら植えっ放しで勝手に育つ。混み合ってきたら植え替える程度。

余談

  1. 切り花の水あげは、とてもよい。

(※データ:大阪市基準)