いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

バロータ

イメージ

原産地

南アフリカ

ヒガンバナ科

高さ

15~45cm

花期

8~9月(ほぼ一年中、不定期に咲く)

形態

春植え球根

休眠期の管理

鉢のまま控えめに水やりを続ける

別名等

バロッタ


キルタンサス・エラツス/キルタンサス・プルプレウス(いずれもスペシオサの異名)

日照

4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
越冬中は、室内の日当た。(暖地なら戸外で霜除け。葉がなければ日光に当てなくてよい。)

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。越冬中は、ごく控えめに(葉がなければ断水してもよい)。

肥料

春の元肥の他、6月と、9月に、小量の固形肥料を置き肥。

【補足】多肥にすると開花しなくなる。

植え替え

3月下旬~5月下旬、4号鉢に1球。

【補足】球根の上部が出るよう浅植え、地植えは10~15cm間隔。2~3年に一度植え替える。

整姿

特に無し。

繁殖

【分球】植え付け時。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

最低0℃を保つとよい。

わりと強い。

耐寒性

【補足】高温にあわせない。

解説

  1. 鮮やかな朱赤色の花を咲かせる原種のスペシオサと、桃色花の「ピンク・ダイヤモンド」がある。これまで一属一種の独立した植物だったが、現在は、キルタンサス属に編入されている。
  2. 一度植えると、盛んに分球してよく殖える。その割に花立ちが悪いのが欠点。

注意点・病害虫

  1. 球根植物だが、扱いは、常緑の多年草に近い。越冬中は室内に置き、よく日光に当てる。ただし、室温が高すぎると正常な生育が妨げられるので、加温する必要はない。暖地では戸外で越冬できる。
  2. 水や肥料が多いと、すぐ開花しなくなるので、過保護は禁物。

余談

  1. 切り花に向く。

(※データ:大阪市基準)