いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ワトソニア

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原産地

南アフリカのケープ地方・マダガスカル島

アヤメ科

高さ

30~150cm(種類による)

花期

4~5月

形態

秋植え球根

休眠期の管理

鉢のまま乾かすか、掘り上げて乾いた土に埋める

別名等

ワットソニア/ヒオウギスイセン/檜扇水仙


ドワーフワトソニア(矮性品種の総称)
ピランシー(ベアトリシスの異名)
ピラミダタ(ボルボニカの異名)

日照

10月上旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。休眠期は、断水する。

肥料

秋の元肥の他、3~6月に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。

植え替え

9月下旬~11月上旬、6号鉢に3~4球。

【補足】深さ3cm、地植えは深さ5cmで10~20cm間隔。2年に一度植え替える。

整姿

草丈が高くなると不安定なので、支柱を立てる。

繁殖

【分球】植え付け時。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

やや弱く、暖地以外では室内へ。

解説

  1. グラジオラスによく似た、丈夫で育てやすい球根植物である。緋赤色のコクシネア、淡橙色のステノシフォン、白~桃色花のマルギナタなどがある。園芸品種も多いが、市販の球根は、種名の明示が無いことが多い。
  2. かなり草丈が高いのが難点だが、矮性種もある。また、花に芳香のある種類もある。
  3. 日本では、秋植え春咲きの種類しか見かけない。が、この仲間には他に、春植え夏咲きの種類や、常緑性の種類も存在する。常緑性種の植え替えは春に行う。

注意点・病害虫

  1. 植え付け後、すぐに葉が出てくるので、必ず霜除けする。
  2. 比較的、耐寒性・耐暑性が強く、暖地なら地植えにし、混み合ってくるまで放任してもよい。

余談

  1. 切り花に最適。

(※データ:大阪市基準)