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素人園芸解説 -私はこう育てる-

アカメガシワ/オオバベニガシワ

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原産地

日本(宮城以南)・中国・台湾・朝鮮半島

トウダイグサ科

高さ

【アカメガシワ】3~10m

【オオバベニガシワ】1~3m

花期

【アカメガシワ】5~7月

【オオバベニガシワ】4月

形態

【アカメガシワ】落葉高木

【オオバベニガシワ】落葉低木

別名等

【アカメガシワ】マロツス・ジャポニクス(学名)/赤芽柏/ヒサギ/ゴサイバ/五菜葉/サイモリバ/菜盛葉

【オオバベニガシワ】アルコルネア・トレウィオイデス(学名)/アルコルネア・ダビディー(異名)/大葉紅柏/オオベニガシワ/大紅柏/オオバアカメガシワ/大葉赤芽柏

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

1月と、4月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

12月上旬~3月上旬(厳寒期は避けたほうがよい)。

整姿

【剪定】植え替えと同時期。

伸びすぎた枝を切る程度でよい。

繁殖

【挿し木】3月。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

強いが、極寒地では室内へ。

解説

  1. アカメガシワは山地や荒地によく生える木で、庭に植栽されることは少ない。名前の通り、新葉が赤紅色を帯びて美しいが、すぐ緑色になる。雌雄異株。
  2. 近縁種に、中国南東部原産のオオバベニガシワがある。新葉の赤紅色は、こちらの方が鮮明で美しく、また、あまり大きく育たないこともあり、庭木として好まれる。こちらは雌雄同株、雌雄異花。日本の暖地に帰化しているらしい。
  3. いずれも、木の生長は早い。晩秋になると紅葉する。

余談

  1. アカメガシワの葉は、カシワと同様、食物をのせる皿として使われたらしい。「五菜葉」「菜盛葉」の別名は、そこからきている。なお、葉を茹でて水にさらすと食用になる。おひたし、天ぷら等に。その他、樹皮や葉を薬用に使う。
  2. 葉裏に蜜線を持つようで、よくアリがたかっている。

(※データ:大阪市基準)