いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

アセビ

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原産地

日本(宮城以南)・中国

ツツジ科

高さ

0.5~3m

花期

2~5月

【結実】9~10月

形態

常緑低木

別名等

ピエリス・ジャポニカ(学名)/馬酔木/アシビ/アセボ/アセモ/ドクシバ/シシクワズ/チョウチンバナ/ムギメシバナ/ヨロエドオシ/リリー・オブ・ザ・バレー・ブッシュ


(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。

【補足】耐陰性があり、ある程度の日陰なら耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。

【補足】初夏~夏に水切れすると、翌年の花数が減る。

肥料

3月、花後すぐ、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~4月下旬(開花中は避ける)か、9月下旬~10月下旬。

【補足】2年に一度行う。

整姿

花後すぐに花がらを摘み取り、結実させない。


【剪定】花後すぐと、8月。

自然に樹形が整うので、あまり必要ない(込み入った部分の枝を透かす程度)。

繁殖

【挿し木】3月か、6月上旬~9月下旬(初夏に行うとよい)。

【株分け】2月上旬~4月上旬(株立ち樹形の場合のみ)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

強い(-20℃)が、寒地では防寒する。

【ヤクシマアセビ・リュウキュウアセビ】最低0℃を保つ。

解説

  1. 丈夫で育てやすく、花も美しい。強い日光を嫌い、どちらかというと、明るい半日陰のほうがよく育つ。
  2. よく見かけるのは、矮性のヤクシマアセビやリュウキュウアセビ、紅色花の「クリスマス・チアー」など。その他、斑入り葉の品種や、新芽が白や桃色、紅色などに染まる品種もある。

注意点・病害虫

  1. 酸性の土を好むので、鹿沼土に植えるとよい。根が細く浅く、空気を好むので、水はけに注意する。
  2. 有名な有毒植物である。かなり毒性が強く、昔は殺虫剤として使われていた。蜜にも毒があるので、吸ったりしない。

各種の和名・異名

  1. ウケザキアセビ/受咲馬酔木(ジャポニカ品種アントロルサ)
  2. リュウキュウアセビ/琉球馬酔木(ジャポニカ変種コイズミアナ)
  3. ヤクシマアセビ/屋久島馬酔木(ジャポニカ変種ヤクシメンシス)
  4. ホナガアセビ/穂長馬酔木(ジャポニカ品種モノスタキア)
  5. アケボノアセビ/曙馬酔木(ジャポニカ品種ロゼア)
  6. ヒメアセビ/姫馬酔木(ジャポニカ「ピグマエア」)
  7. タイワンアセビ/台湾馬酔木(タイワネンシス)
  8. アルクテニア・ナナ(ナナの異名)
  9. ヒマラヤアセビ(フォルモサ)
  10. アメリカアセビ(フロリブンダ)

(※データ:大阪市基準)