いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ブッドレア

イメージ

原産地

中国西部

ゴマノハグサ科(またはフジウツギ科)

高さ

1~3m

花期

5~10月

【結実】10~11月

形態

半落葉~落葉低木

別名等

ブッドレヤ・ダビディー(学名)/フサフジウツギ/房藤空木/ニシキフジウツギ/錦藤空木/セージウッド/サマーライラック/バタフライブッシュ/ウィーピングセージ/オレンジアイ


コフジウツギ/小藤空木(クルビフローラ品種カルベッセンス)
ウラジロフジウツギ/裏白藤空木(クルビフローラ品種ベネニフェラ)
オレンジボールツリー(グロボサ)
フジウツギ/藤空木(ジャポニカ)

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。

肥料

4月、6月、8月、10月に、固形肥料の置き肥。
(鉢植えは、4~10月に、10~14日に一度の液肥を施すだけでもよい。)

植え替え

11月下旬~4月中旬(厳寒期は避けたほうがよい)。

【補足】植え替えを嫌うので、なるべく根を切らない。地植え株の移植は難しい。

整姿

【剪定】節の5mm上で切るようにする。3年以上経った古い枝は切らないほうがよい。

春剪定…3月上旬~4月上旬。
生育開始直前に、1/3程度の高さまで刈り込む。

夏~秋剪定…6~10月。
枝を伸ばしながら先端に花を付けるので、開花が一段落するたびに切り戻す。開花した枝を、基部1~2節残して切るが、面倒なら、全体が2/3程度になるように刈り込む。

繁殖

【挿し木】5月上旬~9月中旬(梅雨時が最適期)。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

強い(-10~-25℃)が、寒地では室内が無難。

解説

  1. 丈夫で手がかからず、花も長期間楽しめる。生長はかなり早く、タネからでも容易に育てられる。
  2. 原種のダビディーの血を引く系統が一般的で、花色は、白~赤紫、青紫、黄色などがある。なお、ダビディーは中国原産とされているが、日本にも自生が見つかっているらしい。
  3. 別種のグロボサは、黄色い球状の花を付ける面白い種類。ワイエリアナは、ダビディーとグロボサの交配種。
  4. 花に、やや鼻をつく芳香がある。よくチョウやハチを呼ぶ木だといわれるが、花が咲いたからといって、必ず来るとは限らないようである。

注意点・病害虫

  1. 砂質の土を好むようだが、あまり土質にこだわらない。
  2. 有毒植物である。サポニンを多く含むらしい。

(※データ:大阪市基準)