ハクチョウゲ
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原産地
日本(沖縄)・中国・台湾・タイ・インドシナ
科
アカネ科
高さ
0.5～1m
花期
5～7月
形態
半落葉～常緑小低木
別名等
セリッサ・フォエチダ(学名)/セリッサ・ジャポニカ(異名)/白丁花/ハクチョウボク/白丁木/バンテイシ/白鳥骨
(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)
日照
西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬～9月上旬は50%遮光)。
【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。
水やり
土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
肥料
3月、花後すぐ、9月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
3月上旬～4月中旬、6～7月、9月上旬～10月上旬のいずれか(春が最適期)。
【補足】根をひどく傷つけると枯れやすい。
整姿
【剪定】生垣などで樹形を優先したい場合は10月にも刈り込む。
春剪定…3月。
前年に伸びすぎた枝を切り戻すが、花芽が減るので注意。
夏剪定…6～7月。
新しい枝の先端付近に花芽が付くので、花後すぐなら、任意に刈り込んで差し支えない。
繁殖
【挿し木】3月中旬～4月上旬か、6月上旬～9月中旬。
【株分け】3月上旬～4月上旬か、6月。
【根伏せ】3月。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
やや弱く(-5℃)、寒地では室内へ。
解説
- 地際でよく分枝して形よく茂り、濃緑色の小さな葉をたくさん付ける。初夏～夏にかけて、小さな白い花がたくさん咲く。淡紫色花の品種や八重咲き品種もある。生長はかなり早い。
- 斑入りの品種もあり、葉の縁や、葉脈の主脈の上に、わずかにクリーム色の斑が入る。
- 花期は初夏だが、やや四季咲きの性質があり、秋まで断続的に咲くことがある。株によって、雌しべが雄しべより長い長花柱花を咲かせるものと、その逆の短花柱花を咲かせるものがあるらしい。
- 丈夫で耐陰性も強いので、半日陰地の彩りに最適。剪定・刈り込みにも強く、しばしば小品盆栽に仕立てられる。背の低い生垣にもできる。
- 緑一色のごく小さな葉が密に付くダンチョウゲは、ハクチョウゲの変種である。育て方は同じ。
注意点・病害虫
- 植え替えなどで大きな傷をつけると、同じアカネ科のヘクソカズラを思わせる異臭が漂ってくる。
- ネコブセンチュウに注意。
余談
- 名前がよく似た「紫丁花(シチョウゲ)」は、同じアカネ科ではあるものの、別属(レプトデルミス属)の植物である。株の姿はあまり似ていない。
各種の和名・異名
- ジャポニカ変種クラッシラメア(異名)/ダンチョウゲ/段丁花(フォエチダ変種クラッシラメア)
- ジャポニカ「バリエガタ」(異名)/斑入りハクチョウゲ(フォエチダ「バリエガタ」)
- ジャポニカ「ルブロビオラセアエ」(異名)/ムラサキハクチョウゲ/紫白丁花/コンチョウボク/紅鳥木(いずれもフォエチダ「ルブロビオラセアエ」)
ハクチョウゲとは別属の種類。
- シチョウゲ/紫丁花/イワハギ(いずれもレプトデルミス・プルケラ)
(※データ：大阪市基準)