いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ヒサカキ

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原産地

日本(本州以南)・台湾・朝鮮半島・中国

モッコク科(またはツバキ科)

高さ

1~2m

花期

3~4月

【結実】10~12月

形態

常緑小高木

別名等

エウリア・ジャポニカ(学名)/姫榊/ヒサギ/イチサカキ


ハマヒサカキ/浜姫榊/紫壇(いずれもエマルギナタ)

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰は問題ない。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

2月、4月、6月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~4月中旬、5月中旬~7月下旬、9月のいずれか(春に行うとよい)。

整姿

【剪定】3月か、7~9月。

伸びすぎた枝を切り戻す程度。

繁殖

【挿し木】6月上旬~9月下旬。

【タネまき】採ってすぐにまくか、乾かないよう保存して3月にまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

わりと強い(-8~-10℃)が、寒地では室内が無難。

解説

  1. 神事で使われるサカキとは別属(サカキの学名:クライエラ・ジャポニカ)だが、サカキは耐寒性が弱いため、育てにくい地域ではこの木を代用とする。雌雄異株。
  2. 白い花には、ガスに似た異臭がある。雌株は、秋になると黒紫色の果実を鈴なりに付ける。
  3. 葉に白い斑が入る品種もあり、半日陰地の彩りに適する。
  4. 同属のハマヒサカキは、千葉以西に自生する常緑低木である。ヒサカキより葉が小さく、葉縁が裏側に反っており、葉先が尖らないのが特徴。名前の通り海浜植物なので、潮風に強い。大気汚染にも強い。

(※データ:大阪市基準)