キリ
イメージ
原産地
日本(本州~九州)・中国中部・鬱陵島
科
キリ科(またはゴマノハグサ科・ノウゼンカズラ科)
高さ
7~15m
花期
5~6月
【結実】10~11月
形態
落葉高木
別名等
パウロウニア・トメントサ(学名)/パウロウニア・インペリアリス(異名)/桐/フォックスグローブツリー/プリンセスツリー
日照
戸外の直射日光下。
水やり
土の表面が乾けば与える。
肥料
2~3月に、固形肥料の置き肥(生長が早いので、多肥にしない)。
植え替え
12月上旬~3月中旬。
整姿
【剪定】植え替えと同時期と、7月。
いずれも、伸びすぎた枝を切り縮める程度。強剪定したいときは、春先に行う。剪定に弱いので、切り口に必ず癒合剤を塗る。
繁殖
【タネまき】採ってすぐにまく。
【根伏せ・根挿し】3月か、5~6月。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
強いが、強い霜と凍結を避ける。
解説
- 古くから、格調高い木として知られ、紋章などに多用されてきた。しかし植物学的な分類がなかなか一定せず、ゴマノハグサ科になったりノウゼンカズラ科になったり、果てはキリ科として独立したりする。
- 庭木によいが、生長がきわめて早く、高木になるので注意。葉もかなり大きい。普通は鉢植えにしない。
- 葉が展開する直前に、ノウゼンカズラに似た薄紫色の花を、穂状にたくさん咲かせる。
- 根から不定芽が出るようで、親木から少し離れた場所に、勝手に生えてくることがある。
余談
- 良質の木材がとれ、高級タンスやゲタなどに加工されることで有名。この材は緻密で柔らかく、驚くほど軽い。耐火性も強い。また、傷ついたり汚れたりしても、表面を削ることで蘇らせることが可能。
(※データ:大阪市基準)