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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ネズミモチ

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原産地

日本(関東南部以西)・台湾・中国・朝鮮半島

モクセイ科

高さ

2~6m

花期

6月

【結実】10~11月

形態

常緑小高木

別名等

リグストルム・ジャポニクム(学名)/鼠黐/タマツバキ/ジャパニーズプリベット


シルバープリベット(シネンセ「バリエガツム」)
フクロモチ/フクラモチ(いずれもジャポニクム変種ロツンディフォリウム)
ムニンネズミモチ/コバナイボタ(いずれもミクランツム)
トウネズミモチ/唐鼠黐/チャイニーズプリベット/ホワイトワックスツリー(いずれもルシドゥム)

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

1月、4月、10月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~4月中旬、6~7月、9月中旬~11月上旬のいずれか。

整姿

【剪定】2月中旬~3月上旬、6月上旬~7月中旬、9月(春か初夏に行うとよい)。

伸びすぎた部分を切る程度で、あまり必要ない。

繁殖

【挿し木】3月、6月上旬~7月中旬(品種によっては発根しにくい)。

【接ぎ木】6月。

【タネまき】採ってすぐにまくか、乾かないよう保存して3~4月にまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

やや弱く、寒地では室内へ。

解説

  1. 目立った特徴の無い木だが、大気汚染や刈り込みに強く、街路樹によく使われる。斑入り葉の品種もある。
  2. 中国南部原産のトウネズミモチは、高さ15mにもなる大型の種類で、公園などに植えられる。こちらも斑入り葉の品種があるが、一般家庭にはあまり向かない。
  3. 秋に実る果実は色といい形といい、ネズミの糞そのものである。
  4. 潮風に耐性がある。材が燃えにくいので、防火樹にも適する。

余談

  1. 果実には薬効があり、果実酒に適する。
  2. 葉をもむと香りがする。葉の汁は口内炎の薬になるという。(いちおう有毒らしいので、飲み込まない。)

(※データ:大阪市基準)