サンシュユ
イメージ
原産地
中国・朝鮮半島・ヨーロッパ
科
ミズキ科
高さ
3~8m
花期
2~3月
【結実】9~11月
形態
落葉小高木~高木
別名等
コルヌス・オフィシナリス(学名)/山茱萸/サンシュウ/山州/山洲/アキサンゴ/秋珊瑚/コガネバナ/黄金花/ハルコガネ/春黄金/ハルコガネバナ/春黄金花/ジャパニーズコーネリアンチェリー
セイヨウサンシュユ/西洋山茱萸/コーネリアンチェリー(いずれもマス)
大実サンシュユ/ショリコ(いずれもマス「ジョリコ」)
日照
戸外の直射日光下。
水やり
土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
肥料
1月、花後すぐ、9月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
11月下旬~3月下旬(厳寒期と開花中は避けたほうがよい)。
整姿
【剪定】植え替えと同時期(花後すぐがよい)。
樹形が自然に整うので、あまり必要ない。開花前に剪定すると、花芽が減るので注意。花後に剪定するなら、開花した枝を2~3芽残して切り戻す(この場合、強剪定は不可)。
花芽は、徒長枝から伸びる短い枝の先端によくつくので、邪魔にならなければ、徒長枝もなるべく切らずに残す。
繁殖
【挿し木・接ぎ木】2~3月(挿し木は、発根率が悪いので、多めに挿す)。
【取り木】4~8月。
【タネまき】採ってすぐにまくか、乾かないよう保存して3月にまく。
【株分け】植え替えと同時期(株立ち樹形の場合のみ)。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
とても強い(-30℃)が、極寒地では防寒する。
解説
- 春の到来を告げる花木の一つ。日本へは、江戸時代の享保年間に渡来したらしい。
- 黄金色の花のほか、秋には真っ赤な果実も楽しめる。「金時」のような、実付きがよい品種がよく出回る。
- 同じ仲間の西洋サンシュユは、別名「コーネリアンチェリー」と呼ばれる。こちらの果実は食用になるため、果樹として扱われることが多い。自家結実するが、二株以上栽培すると、より多く収穫できる。
- どちらかというと、鉢植えより地植えのほうがよく育つ。鉢植えには、矮性の「一歳サンシュユ」が向く。
注意点・病害虫
- 病虫害は少ないが、たまに、うどんこ病にかかることがある。
余談
- 果実は漢方で使われる他、果実酒にも向く。
- 西洋サンシュユの果実は、ジャムやシロップ漬けなどに。普通のサンシュユと同様、果実酒にもできる。
(※データ:大阪市基準)