いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

サルココッカ

イメージ

原産地

中国西部・ヒマラヤ・インド・アフガニスタン・フィリピン

ツゲ科

高さ

0.3~1.5m(種類による)

花期

2~3月

【結実】11~4月

形態

常緑低木

別名等

スイートボックス/クリスマスボックス


コンフューサ(コンフサ)
フッケリアナ変種フミリス(フミリスの異名)

日照

戸外で0~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。

肥料

2月と、10月に、固形肥料の置き肥(多肥にする必要はない)。

【補足】窒素(N)は控えめに。

植え替え

3月中旬~4月中旬か、9月上旬~10月中旬(春のほうがよい)。

【補足】1~2年に一度行う。移植を嫌うので、根鉢を崩さない。

整姿

【剪定】3月。

生長が遅く樹形が乱れにくいため、あまり剪定の必要がない。伸びすぎた枝や不要なシュートを切り戻す程度。

繁殖

【挿し木】3月か、5月下旬~9月下旬(初夏に行うとよい)。

【取り木】3月上旬~4月上旬か、9月。

【タネまき】採ってすぐにまくか、乾かないよう保存して3~4月にまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

やや弱く、寒地では室内へ。

解説

  1. 中国西部に自生する原種のコンフサやフミリス、ルスキフォリアなどがある。どちらかというとマイナーだが、日陰に強く丈夫で、花に芳香があるので、もっと見直されてよい木である。
  2. 一般的なのはコンフサである。この仲間としては比較的生育が早い。フミリスは生長が遅く、樹高がとても低い。
  3. 小さな白い花が秋~冬に開花し、その後、赤い果実ができる。果実は一年がかりで完熟し、黒色に変わる。ルスキフォリアの果実は、赤のまま色が変わらない。

注意点・病害虫

  1. 日陰に大変強く、北向きの庭に適する。背の低い生垣にもできる。ただし、乾燥する場所や、冬に強い風が当たる場所は適さない。
  2. 寒さに弱いので、暖地以外では地植えしないほうがよい。
  3. 病虫害はほとんど無いが、たまにカイガラムシが付く。

(※データ:大阪市基準)