タブノキ
イメージ
![](../niwaki_i/tabunoki.jpg)
原産地
日本(本州以南)・朝鮮半島南部・中国・台湾・フィリピン
科
クスノキ科
高さ
15~20m
花期
4~5月
【結実】7~8月
形態
常緑高木
別名等
マキルス・ツンベルギー(学名)/ペルセア・ツンベルギー(異名)/椨の木/タブ/椨/イヌクス/イヌグス/犬楠/タマクス/タマグス/玉楠
ホソバタブ/細葉椨/アオガシ(いずれもジャポニカ)
日照
戸外の直射日光下。
【補足】少し耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
土の表面が乾けば与える。
【補足】思いのほか水を好むので、水切れに注意。
肥料
3月、5月、7月に、少量の固形肥料を置き肥。
植え替え
2月上旬~4月中旬か、6月下旬~8月上旬。
整姿
【剪定】2月中旬~3月下旬か、花後すぐ~10月上旬。
伸びすぎた枝を切る程度。刈り込みには強い。
繁殖
【挿し木】6月上旬~7月下旬か、9月。
【タネまき】採ってすぐにまく。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
わりと強いが、寒地では室内へ。
解説
- 暖地の照葉樹林を構成する、代表的な樹木の一つ。庭木や公園樹として、わりと見かける。クスノキに近い仲間で、雰囲気がよく似ている。
- 晩春に、赤みを帯びた新芽を一斉に伸ばし、淡黄緑色の小花を咲かせる。花後に実る黒紫色の果実は、鳥が好むエサとなる。
- 材が燃えにくく、防火樹にも適する。
- 海辺に近い地域に好んで自生するらしい。そのため潮風に強い。
注意点・病害虫
- 高木に育つため、鉢植えにはあまり向かない。剪定に強いので、若木のうちに樹高を抑えておく。
- クストガリキジラミがつきやすく、葉に赤褐色の虫コブができることがある。放っておいても実害はない。
余談
- 姿こそクスノキに似るが、クスノキの材には及ばないというので、別名をイヌグスという。(※「イヌ」とは「役に立たない」の意。)
(※データ:大阪市基準)