いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

タイサンボク

イメージ

原産地

北アメリカ中南部

モクレン科

高さ

【タイサンボク】10~20m

【ヒメタイサンボク】2~10m

花期

5~7月

【結実】9~10月

形態

【タイサンボク】常緑高木

【ヒメタイサンボク】半落葉小高木

別名等

マグノリア・グランディフローラ(学名)/泰山木/大山木/洋玉蘭/ダイサンボク/ハクレンボク/白蓮木/ブルベイ/ロブロリーマグノリア


グランディフローラ変種ランセオラタ/グランディフローラ「ランセオラタ」(いずれも異名)/ホソバタイサンボク/細葉泰山木(いずれもグランディフローラ「エクスマス」)
グラウカ(異名)/ヒメタイサンボク/姫泰山木/スイートベイ(いずれもバージニアナ)

日照

戸外の直射日光下。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

3月と、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月下旬~4月中旬、5月上旬~7月下旬、9月のいずれか。

【補足】モクレン科の植物は根が粗く細根が少ないので、なるべく切らない。地植え株の移植は難しい。

整姿

【剪定】3月か、花後すぐ。

樹形が乱れにくく、あまり必要ない(不要な枝を間引く程度)。枝先を切ると、花芽が減るので注意。

繁殖

【接ぎ木】3~4月。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

わりと強い(-10℃)が、寒風を避ける。

解説

  1. マグノリアの香水の原料として知られる。花はとても大きく、直径15~25cmもあり、強い芳香がある。葉も大きく、ビワの葉によく似ている。若い枝や葉裏には、細かい毛が生えている。
  2. かなりの大木になる上、常緑樹なので、地植えにするときは場所をよく考える。鉢植えには、あまり向かない。
  3. 園芸品種の「リトル・ジェム」は名前の通り矮性で、鉢植えにできる。地植えでも、高さ2mくらいにしかならないらしい。
  4. 北アメリカ東部原産のヒメタイサンボクは、花も葉も、タイサンボクより一回り小型の種類で、高さ5~7mくらいになる。これも鉢植えできる。半落葉性だが、寒い地域では全て落葉することがある。
  5. やや砂質の土を好む。

注意点・病害虫

  1. やや砂質の土を好む。

余談

  1. 根から、周囲の植物の生長を阻害する物質を出すらしい。

(※データ:大阪市基準)