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素人園芸解説 -私はこう育てる-

アナキクルス

イメージ

原産地

地中海沿岸・モロッコ・アルジェリア・チュニジアの山岳地帯

キク科

高さ

3~10cm

花期

4~7月

形態

多年草

別名等

アナキクルス・デプレッスス(学名)/アナキクルス・ピレトルム変種デプレッスス(異名)/イワコマギク/岩駒菊

日照

戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

3月下旬~6月下旬と、9月上旬~10月下旬に、少量の固形肥料を置き肥、または二週間に一度の液肥。

植え替え

花後すぐか、10月上旬~11月中旬(花後すぐが最適)。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】3月下旬~6月上旬か、9月下旬~11月中旬(秋まきすると、開花が翌々年になることがある)。

【挿し芽】5月上旬~6月下旬。

耐暑性

わりと強いが、蒸れに注意。

耐寒性

わりと強いが、寒地では防寒する。

解説

  1. 小ギクに似た白い花が可愛らしい。花弁の表面は白く、裏面に、赤い太線模様が入る。山野草として扱われるが、春の鉢花としても出回る。栽培容易。
  2. 細い茎が、ほふくしながら分枝し、全体がこんもりと茂る。茎葉が短い毛で覆われており、夏に株元が蒸れやすい。

注意点・病害虫

  1. 高温多湿にやや弱いので、鉢植えのほうが管理しやすい。ロックガーデンに植えることもできる。鉢植えの場合、植える土は、水はけのよい、山野草専用土などが適する。
  2. 多年草ながら寿命は短め。数年に一度、挿し芽やタネまきで株を更新する。
  3. アブラムシに注意。

(※データ:大阪市基準)