エーデルワイス
イメージ
原産地
アルプス~ヒマラヤ・ピレネー・バルカン半島の高冷地
科
キク科
高さ
5~20cm
花期
4~6月
形態
多年草または一~二年草
別名等
レオントポディウム・アルピヌム(学名)/ハナウスユキソウ/花薄雪草
(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)
日照
西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は30~50%遮光)。
水やり
土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。
【補足】過湿に弱いので、雨に当てない。
肥料
3月上旬~6月上旬と、10月上旬~11月上旬に、10~14日に一度の液肥。
植え替え
3月上旬~5月上旬、花後すぐ~6月中旬、9月下旬~11月上旬のいずれか(花後すぐがよい)。
【補足】1~2年に一度行う。
整姿
枯れた下葉があれば丁寧に取り除く。
繁殖
【タネまき】3月下旬~5月下旬か、9月下旬~10月下旬。
【株分け】植え替えと同時期。
耐暑性
弱い。
耐寒性
とても強い。
解説
- 大変有名な高山植物。名前は、ドイツ語で「高貴な白」を意味するらしい。日本の山地に自生するウスユキソウと同じ仲間である。
- 流通しているのは、本物のエーデルワイス(アルピヌム)の他、花が大きく美しいパリビニアヌム、性質の強いソウリエイ、ヤコティアヌムなど。それぞれ草姿が微妙に異なるが、どれも「エーデルワイス」の名前で一括りにされている模様。
- 花や茎葉の白い色は、寒い地域ほど美しく冴え渡る。
- 日本に自生するウスユキソウも、同様に育てられる。こちらも山地性なので低地の蒸し暑さを嫌がる。いくつかの変種があり、北海道に自生するエゾウスユキソウ、チシマウスユキソウ、高山性の矮性種ミネウスユキソウ、それよりやや大型のミヤマウスユキソウなどが栽培される。
注意点・病害虫
- 何代にも渡って低地で栽培され続けるうちに耐暑性が強くなったらしいが、それでも暖地での夏越しは難しいほうである。一~二年草扱いとし、毎年タネをまき直したほうが無難。
- 夏越しを目指すなら、高山植物用の土を使い、抗火石鉢や水冷鉢、断熱鉢などに植えてみるのも手。
余談
- 枯れても変色しにくく、押し花やドライフラワーに好適。
各種の和名・異名
- チシマウスユキソウ/千島薄雪草(クリレンセ)
- ヒメウスユキソウ/姫薄雪草/コマウスユキソウ/駒薄雪草(いずれもシナネンセ)
- シベリアウスユキソウ(シビリクム)
- ウスユキソウ/薄雪草(ジャポニクム)
- ミネウスユキソウ(ジャポニクム変種シロウメンセ)
- エゾウスユキソウ/蝦夷薄雪草(ディスコロル)
- ハヤチネウスユキソウ/早池峰薄雪草(ハヤチネンセ)
- オオヒラウスユキソウ(ハヤチネンセ変種ミヤベアヌム)
- モンゴルウスユキソウ(パリビニアヌム)
- ヒナウスユキソウ/ミヤマウスユキソウ/深山薄雪草(いずれもフォーリエイ)
- ホソバヒナウスユキソウ(フォーリエイ変種アングスティフォリウム)
- 雪嶽山ウスユキソウ/雪岳山ウスユキソウ/コウライウスユキソウ(いずれもレイオレピス)
(※データ:大阪市基準)