ヘビイチゴ
イメージ
原産地
日本・アジア南東部
科
バラ科
高さ
2~10cm
花期
4~6月
形態
多年草
別名等
ポテンティラ・ヘビイチゴ(学名)(※和名と学名が同一)/ドゥケスネア・クリサンサ/フラガリア・クリサンサ(いずれも異名)/蛇苺
アネモニフォリア(異名)/オヘビイチゴ/雄蛇苺(いずれもクレイニアナ)
ヤブヘビイチゴ/藪蛇苺(インディカ)
ヒメヘビイチゴ/姫蛇苺(センティグラナ)
シロバナヘビイチゴ/シロバナノヘビイチゴ/白花蛇苺/モリイチゴ(いずれもフラガリア・ニッポニカ)
日照
西日を避けた戸外の直射日光下。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
土の表面が乾けば与える。
肥料
3月、6月、9月に、少量の固形肥料の置き肥(ほとんど雑草なので、多肥にする必要はない)。
植え替え
3月上旬~4月中旬か、9月下旬~11月上旬。
【補足】1~2年に一度行う。
整姿
放任すると際限なく広がるので、適宜間引く。
繁殖
【株分け】植え替えと同時期(ほふくして広がり、節々から根を張るので、適当な場所で切る)。
【タネまき】5~6月(採ってすぐにまく)。
耐暑性
強いが、地上部は枯れ込む。
耐寒性
とても強い。
解説
- 以前はドゥケスネア属(ヘビイチゴ属)の植物だったが、最近、ポテンティラ属(キジムシロ属)に移された。主に小鉢で栽培するが、びっしりと隙間なく広がるため、グラウンドカバーにも使われる。葉に斑が入る品種もある。
- 黄色い花が咲き、その後、赤いイチゴ状の果実がなる。美味しくないため食用にはしない。なお、毒は無い。
- 同じ属に、ヘビイチゴより全体的に大型のヤブヘビイチゴがある。食用にも観賞用にもしない。
- やはり同属のオヘビイチゴは、ヘビイチゴと違って、茎がやや立ち上がり、5枚の小葉を持つ。(ヘビイチゴの小葉は3枚。)また、ヒメヘビイチゴも同属である。こちらは、ヘビイチゴよりも、全体的に葉柄や花柄が長い。
注意点・病害虫
- ほふく茎でよく殖え広がるぶん、元の古株が枯れ込みやすい。鉢植えなら、ときどき、茎の先端に近い若い株を採取し、古株と交替させる。
余談
- 名前の似たシロバナヘビイチゴは、別属(食用のイチゴと同じ、フラガリア属)の植物である。その名の通り花が白く、実は食用になる。
(※データ:大阪市基準)