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素人園芸解説 -私はこう育てる-

コンロンソウ

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原産地

日本(北海道~九州)・東アジア~シベリア東部

アブラナ科

高さ

20~70cm

花期

4~7月

形態

宿根草

別名等

カルダミン・レウカンサ(属名)/崑論草(レウカンサ)


(※その他の種類の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

戸外で10~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。

水やり

土の表面が乾けば与える(湿地を好むため、水切れは厳禁)。

肥料

4月と、10月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

2月上旬~4月上旬か、10月下旬~12月上旬(秋のほうがよい)。

【補足】1~2年に一度行う。

整姿

特に無し。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期(秋のほうがよい)。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

とても強い。

解説

  1. 田んぼの雑草であるタネツケバナの仲間。タネツケバナは一年草だが、コンロンソウは宿根草である。春~初夏にかけて、小さな白い四弁花をたくさん咲かせる。
  2. ほふく茎を伸ばして殖え、群落を作る。
  3. 北海道に自生するハナタネツケバナも同属の植物で、美しい淡紅色の花を咲かせる。寒地性で、山地~高山性のため、一般地では栽培しにくいと思われる。ちなみに、ミヤマタネツケバナも高山性。

注意点・病害虫

  1. やや山地性の植物だが、性質は丈夫で、栽培はきわめて容易。ただし、水辺を好む性質で、水切れに注意が必要。
  2. 害虫は少ないが、たまにアブラムシやヨトウムシが付くことがある。

各種の和名・異名

  1. ヒロハコンロンソウ/広葉崑論草/タデノウミコンロンソウ(いずれもアペンディクラタ)
  2. マルバコンロンソウ/丸葉崑論草(タナカエ)
  3. ミヤマタネツケバナ/深山種漬花(ニッポニカ)
  4. ハナタネツケバナ/花種漬花(プラテンシス)
  5. タネツケバナ/種漬花(フレクスオサ)

(※データ:大阪市基準)