いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

クモマグサ

イメージ

原産地

ヨーロッパ北西部~中部

ユキノシタ科

高さ

3~10cm

花期

3~5月

形態

多年草

別名等

サキシフラガ・ロサエア(学名)/洋種クモマグサ/洋種雲間草


シコタンソウ/色丹草(ブロンキアリス亜種ファンストニー変種レブンシレンシス)
クモマグサ/雲間草(メルキー変種イヅロエイ)
カブシア(「ジェンキンシアエ」)

日照

戸外の直射日光下(花後すぐ~9月上旬は50~70%遮光)。

水やり

土の表面が乾けば与える。

【補足】花や葉に水をかけたり、雨に当てたりしない。

肥料

花後すぐ~6月上旬と、9月下旬~11月上旬に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

花後すぐ~5月中旬か、9月下旬~10月中旬。

【補足】1~2年に一度行う。

整姿

株元が蒸れやすいので、枯れた下葉や不用な茎を取り除くなどし、通風に気を配る。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期。

【挿し芽】3~6月。

【タネまき】採ってすぐにまく。

耐暑性

とても弱い。

耐寒性

とても強いが、凍らせない。

解説

  1. ここで取り上げているのは、日本に自生する高山植物のクモマグサではなく、ヨーロッパ原産の「洋種クモマグサ」である。園芸店などで「クモマグサ」として売られている鉢植えは、たいてい、この洋種のほう。
  2. 洋種クモマグサは、園芸品種がとても多く、花色も豊富。早春に、鉢植えがよく出回る。

注意点・病害虫

  1. 暑さに弱く、よほど冷涼な地域でなければ、夏越しは難しい。気温が上がると、どうしても株元が蒸れて腐るので、用土の水はけに細心の注意を払う。花後すぐ、小さく株分けし、山野草専用土に植え替えると、少しは夏越ししやすくなる。

(※データ:大阪市基準)