いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ユキザサ

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原産地

日本(沖縄除く)・朝鮮半島・中国・ウスリー・アムール

キジカクシ科(またはスズラン科・ユリ科)

高さ

8~20cm

花期

4~7月

形態

宿根草

別名等

マイアンセムム・ジャポニクム(学名)/スマイラシナ・ジャポニクム/スミラシナ・ジャポニクム(いずれも異名)/雪笹/ササナ/笹菜/ササメ/小豆菜/アズキナ


ミドリユキザサ/緑雪笹/ヒロハノユキザサ/広葉雪笹(エゾエンシス)
オオバユキザサ/大葉雪笹/ヤマトユキザサ/大和雪笹(いずれもホンドエンシス)

日照

戸外の直射日光下(花後すぐ~9月上旬は50%遮光)。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

3月、花後すぐ、9月に、固形肥料の置き肥。できれば、花後すぐ~7月上旬にも、10~14日に一度の液肥を施す。

植え替え

2月中旬~4月上旬か、10月中旬~11月中旬。

【補足】2年に一度行う。

整姿

特に無し。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期。

耐暑性

やや弱い。

耐寒性

強い(-20~-25℃)が、寒地では防寒する。

解説

  1. 和名は、白い花を雪に、細長い葉をササに見立てたもの。花後に、赤い果実がたくさん実る。株によって草姿に個性があり、茎が立ち上がる個体や、這い気味に伸びる個体などがある。
  2. 同じ仲間に、やや大型の、オオバユキザサやミドリユキザサなどがある。これらは雌雄異株らしい。葉が大きいわりに、花は小さく、ユキザサほどの風情は無い。

注意点・病害虫

  1. ナメクジの被害にあいやすい。

各種の和名・異名

  1. ユキザサの若芽は山菜として知られる。しかし、一度摘んでしまうと、再び新芽を出すことは無いので注意。大株に育てば、少しは若芽を収穫できる。天ぷら、和え物、おひたし、汁の実などに。別名にあるように、アズキのような風味が楽しめる。
  2. 果実は普通、食用にしないが、毒は無い。

(※データ:大阪市基準)