いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ダイヤーズカモミール

イメージ

原産地

ヨーロッパ・地中海沿岸~中央アジア

キク科

高さ

20~100cm

花期

5~8月

形態

多年草

別名等

アンテミス・ティンクトリア(学名)/アンテミス/コウヤカミツレ/イエローカモマイル/イエローカモミール/ダイヤーズカモマイル/ダイアーズカモマイル/ダイアーズカモミール/ゴールデンマルガリータ

日照

戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光したほうがよい)。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

3月、6月、9月に、固形肥料の置き肥(多肥にすると徒長する)。

植え替え

3月上旬~4月下旬か、9月中旬~11月上旬。

整姿

蒸れを防ぐため、7月上旬頃、1/3程度に刈り込む。

繁殖

【挿し芽】4月下旬~7月上旬か、9月上旬~10月中旬。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】4月上旬~7月上旬か、9月中旬~10月下旬。

耐暑性

やや弱い。

耐寒性

強い。

解説

  1. 鮮やかな黄金色の花がとても美しく、花壇に最適。茎葉には、独特な臭気がある。
  2. タネから育てると、株によって、花色や葉色に差異が生じやすい。
  3. ヨーロッパからの帰化植物であるカミツレモドキも、同属の仲間である。カモミールに似た可愛い花を咲かせるが、全草に悪臭がある。北海道によく生える雑草。

注意点・病害虫

  1. 名前に「カモミール」と付くが、ハーブティーなどでおなじみのジャーマンカモミールやローマンカモミールとは別種であり、この植物をハーブティーなどにすることはできない。
  2. 長年育てていると、株姿が乱れてくる。できれば2~3年くらいをめどに、挿し芽や株分けなどで株を更新する。
  3. アブラムシやヨトウムシが付きやすいので注意。

余談

  1. 花からは、黄色~灰黄緑色の染料が取れる。また、切り花にもできる。
  2. ハーブの一種であるローマンカモミールは、以前はアンテミス属の植物とされてきたが、現在は別属に分けられている。ハーブのカモミールについては、別ページで解説済み。

(※データ:大阪市基準)