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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ヒマラヤユキノシタ

イメージ

原産地

アフガニスタン~チベット・アジア中東部・ヒマラヤ周辺地域

ユキノシタ科

高さ

10~60cm

花期

2~5月

形態

多年草

別名等

ベルゲニア・ストラケイ(学名)/イワボタン/サクラカガミ/オオイワウチワ/オオイワグンバイ/ナガバユキノシタ/エレファンツイヤー


シベリアユキノシタ(コルディフォリア)
ビーシアナ(プルプラッセンスの異名)

日照

戸外で0~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

花後すぐと、10月に、固形肥料の置き肥。

【補足】やせた土で葉色が冴えるので、あまり多肥にしない。

植え替え

花後すぐ~6月上旬か、9月下旬~11月上旬。

【補足】2~3年に一度行う。根茎が埋まるような深植えは禁物。

整姿

数年経つと、根茎が地表に出てくるので、植え替える。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期。

【根茎挿し】3月、5月上旬~6月上旬、9月。(根茎の先端3~5cm、または途中部分を8cmほど切り取り、清潔な土に植え付けて芽を出させる。)

【タネまき】3月下旬~5月上旬か、9月中旬~10月下旬。

耐暑性

わりと強いが、強光と過湿に注意。

耐寒性

強い(-20℃)。

【補足】高温にあわせない。

解説

  1. 大きな楕円形をした濃緑色の葉は、冬もつややかな緑色を保つ。寒さが厳しい地方では美しく紅葉する。花色は白~淡桃色、紅色まで幅がある。斑入り葉の品種もある。
  2. 葉が多肉質なこともあって乾燥に強いが、やはりユキノシタ科の植物なので、極端な水切れは避ける。
  3. 日当たりが悪い場所のグラウンドカバーに向く。

注意点・病害虫

  1. 鉢植えにしていると、数年で根茎が鉢からはみ出すので、定期的に植え替え・株分けを行う。
  2. 夏の高温多湿を嫌う。根茎を高温から守るため、株元をマルチングしたほうがよい。
  3. 耐寒性は非常に強く、北海道でも地植えできる。雪に埋まっても問題ない。寒地では、日当たりの良い場所を選んだほうが、よく育つ。
  4. やや砂質の土を好む。

(※データ:大阪市基準)